こんにちは。
八千代緑が丘校の轟です。
今日は化学の学習法について書かせて頂きたい
と思います。
学校の定期試験や、学校で配布されている問題集は
解けるけれど、予備校で難易度の高い模試を受けたら
ほとんど解けなかったという体験をした方が
いらっしゃるかもしれませんね。
今日は、そんな、基礎レベルの問題なら解けるけれど、
入試レベルの問題となるとまだ歯がたたないという方や、
そもそも、本格的に化学を勉強するのはこれからだという方
に向けて、化学を習得していくステップをご紹介したいと
思います。
今回は、理論化学に範囲を絞ってご紹介させてください。
理論化学の問題の解き方は以下となります。
①現象を理解する
②それを計算に持ち込む
③計算を実行する
まず、『①現象を理解する』するためには、
学校の教科書や、参考書で学ぶことが必要です。
有名所の参考書としては『化学の新研究』があります。
ただ、『化学の新研究』は知識量が多く、分厚く、
通読するというよりも、辞書的に使用する参考書となります。
ですから、通読して使用できる参考書としてお薦めなのが
こちら↓
理論化学の最重点 照井式解法カード (改訂版)
著者 :照井 俊
出版社:学研プラス
こちらは『化学の新研究』のマニアック過ぎる知識は省いて
簡略化して読みやすくした参考書です。
表紙を見て「なんだか簡単そう…、このレベルなら私には必要ない」
とイメージで決めつけずに、中身を見て確認して頂くと良いと思います。
ただ、実際に内容を確認したうえで、
「化学現象をより深く理解するために、
もっと深い内容の参考書を読みたい」
という方にお薦めな参考書はこちら↓
新理系の化学 (上) (五訂版)
著者 :石川 正明
出版社:駿台文庫
(2024/10/29発売予定のため、それよりも前に
必要な方は四訂版をお求めください。)
次のステップである『②それを計算に持ち込む』
に入る前に、『①現象を理解する』ことは
できるようにしておきましょう。
つまり、化学の基礎知識がちゃんと頭に入った状態に
しておくということですね。
学校から問題集が配られている人も多いと思いますが、
セミナー化学を持っている人は基本問題を、
センサー化学を持っている人ならステップ2までは
多少丸暗記でもいいので、解けるようにしておいてください。
『②それを計算に持ち込む』のステップで大切なことは
理解した現象を計算式に落とし込むという工程を
パターン化することです。
そこでお薦めな問題集を2段階に分けてご紹介致します。
先に取り組むことをお薦めする参考書はこちら↓
化学の解法フレーム[理論化学編]
著者 :首藤 大貴、犬塚 壮志
出版社:かんき出版
「これだけは最低限、解けるようにしておいて欲しい」
と筆者が思った問題に対して、
「こういった類の問題は、こういうパターンで解く」
というようにパターン化して教えてくれます。
千葉大学や筑波大学などの地方国公立大を目指される方でしたら、
この『化学の解法フレーム』を十分にやり込んだうえで、
過去問の演習に入れば、十分に入試で戦う力を育むことができます。
第一志望校が東京大学を始めとする旧帝国大学だったり、
東京科学大学の方は、更に難易度の高い問題演習に取り組めるように
お薦めな問題集がこちら↓
原点からの化学 化学の計算 (改訂版)
著者 :石川 正明
出版社:駿台文庫
ここまで読んで下さった方の中には
「あれっ、問題集と言えば、化学重要問題集じゃないの!?」
と思われた方も多いかもしれませんね。
確かに、化学重要問題集、人気ですよね。
生徒たちから希望を募って販売を行っているという
学校もありますね。
では、なぜ化学重要問題集が人気なのでしょうか?
その理由はこちら↓
①学校の先生がお薦めするから
②学校の課題として出題されるから
③学校で配られるから
非論理的で感覚的な理由から、化学重要問題集がイイと思う
高校生が多いと思います。
決して、化学重要問題集をディスっているわけではありません。
確かに、化学重要問題集はイイ問題集です。
ただ、どの観点においてイイのかと言うと、
『演習を積むのに値する良質な問題が多数掲載されている』
という点でイイ問題集なのです。
ですから、解説を通して、それまで身に付いていなかった力を
身に付けるための問題集ではありません。
あくまでも、問題演習を積んで、慣れていくための問題集です。
高校生には、この点をしっかりと把握して頂いたうえで、
化学重要問題集を有効に活用して頂きたいと思います。
化学重要問題集を有効活用するステップが『③計算を実行する』
ことに慣れていくステップです。
既に、化学現象もしっかりと頭に入っていて、
化学現象を計算式に表すこともできるようになってきて、
そのうえで、問題を沢山解いて慣れていきたいという方、
そんな方には是非『化学重要問題集』を活用して頂くと
とても力がついていくと思います。
さて、少し蛇足になりますが、自力では解けない問題を
解説を読みながら理解して、解けるようにしていきたい
という方には、解説が詳しい問題集がお薦めです。
(簡素な解説では、理解しきれないですよね!?)
そこで最後に、旧帝大の難易度の問題を中心に掲載されている
難易度の高い問題集で、かつ解説の詳しい問題集をご紹介致します。
それがこちら↓
化学[化学基礎・化学]標準問題精講 (七訂版)
著者 :鎌田 真彰、橋爪 健作
出版社:旺文社
(著者の鎌田先生は先にご紹介した問題集の著者の石川先生の教え子、
そして、もう一人の著者の橋爪先生は鎌田先生の教え子です。)
私もそうでしたが、化学の問題を解けるようになるまでに
苦労しているという高校生の方、多いと思います。
ですが、適切なステップで学習を進めていけば
必ず克服できる科目です。
頑張って日々、学習に取り組んでいきましょう!
(八千代緑が丘校 轟)
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