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「わからない」と思ったときが学力を伸ばすチャンス

こんばんは。
八千代緑が丘校の轟です。

今日はAくんから化学の質問がありました。

電池に関する問題で、問題文にこのような記載がありました。
『電気エネルギー[J] = 電圧[V] × 電気量[C] × 時間[s]』
と。

Aくんは「電気エネルギ―って何ですか?」
と質問をしてくれました。

電気エネルギーの値の計算方法は問題文に記載の通り
ですが、その問題を解く際に、単に、上記の式に
数値を当てはめて計算すれば良いわけではありません。

ですから、Aくんは
『そもそも、電気エネルギ―とは何だろうか?』
と疑問に感じたのです。

ファイル 4148-1.jpg

そこで私は
「では、電圧E[V]の電源から、電流I[A]を供給した際に、
 電源は1[s]当たり、どれだけのエネルギーを回路に
 供給しているのかはわかりますか?」
とAくんに質問を投げかけました。

そうするとAくんは
「えっ? EとIを使って、1[s]当たりのエネルギーを
 計算できるんですか?
 公式として電荷Qと電圧Eとの積で算出できることは
 覚えているんですけど…」
と返答してくれました。

そこで私は『なるほど、そういうことか!!』
とピンと来ました。

『電流I[A]の定義を理解できていない』
ことの気が付きました。

ファイル 4148-2.jpg

そこで、Aくんに
「電流の定義は覚えてる?」
と聞くと、Iが出てくる公式は覚えていても、
式一つ一つの意味や、用語の定義までは
理解できていないということでした。

そこでAくんには
『電流とは何か、電圧とは何か、
 電源が回路の供給するエネルギーは
 どのように考えると良いか』
を塾の本棚にある物理の参考書で調べながら
考えてもらうことにしました。

私が手取り足取り教え込むよりも、
Aくんが自ら調べて、内容を整理した方が、
しっかりと理解ができるようになる
からです。

ファイル 4148-3.jpg

参考書とにらめっこしながら、真剣に考えるAくん。
段々と理解が進んでいき、ついに
『わかった!』
という状況になりました。

Aくんは無事に、ちゃんと自分の力で、
理解することができました。

ファイル 4148-4.jpg

Aくんが、誤解なく、しっかりと理解できているかどうかを
確認し、理解が甘いところは補足説明をさせて頂きました。

このように、質問対応では、
生徒たちが自分のわかっていないところに気づいてもらい、
そして、自力で解決するように努めてもらい、
そして、本当に理解できているかどうかを最後に
確認する
ようにしています。

「わからない」ということ自体は決して気持ちの良いものでは
ありませんが、ただし、壁にぶつかったときこそ、
その壁を乗り越え、学力を伸ばす絶好のチャンスです。

ですから、躓いたときは、心折れるのではなく、
しっかりとサポートしますから、それを乗り越えることで
成長していきましょう!

(八千代緑が丘校 轟)

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