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塾に行きたくない、行くのがストレス 親と子の対処法 Part1

こんばんは。
八千代緑が丘校の轟です。

塾に行きたくないと思いながら通っていると
楽しくなくてモチベーションが上がらず、
成績が伸びないという悪循環に陥ることがあります。

無理やり行かせるのはお薦めできませんが、
嫌なら行かなくていいよ、とも言いづらいのが
親心かと思います。

今日と明日の2回に分けて、塾に行きたがらない子どもへの
対処法を解説します。

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<塾に行きたくない理由>
塾に行きたくないと思うからには、子どもなりに何か理由が
あるはずですが、一般的に、塾へ行きたくない理由としては
どのようなものがあるのでしょうか。

①授業がわからない
学校の宿題や部活が忙しくて塾の宿題まで手が回らず、
間に合わないことや怒られるかもしれないという不安がストレス
になると、塾に行きたくないと思う原因に直結します。

塾のテキストが難しすぎる、学力に合っていなくて授業がわからない、
塾のやり方が合っていない…という場合もあります。

「わからない」という状態が子どものストレスとなり、
モチベーション低下につながり、その結果、塾に行きたくない
という気持ちがどんどん大きくなってしまいます。

②勉強したくない、興味がない
勉強に限ったことではありませんが、
“やらされること“って基本的に面白くないですよね。

自分から率先して塾に通って勉強する子もいますが、
一般的にそういう子は少数派です。

「面白くない」「勉強したくない」という後ろ向きな気持ちに、
親に無理やりやらされているという反抗心が加わると、
「塾に行きたくない」という感情は否が応でも高まっていきます。

③疲れている、眠い
単純に「毎日忙しくて疲れている」「睡眠不足で眠い」という理由から、
塾に行くことを負担に感じている子も少なくありません。

学校に通って、授業を受けて部活動に参加、放課後は塾に行って、
さらに家で学校と塾の宿題…という生活はなかなかハードです。

思春期はホルモンバランスが崩れやすく、
ただでさえ心身ともに不安定になりやすい年頃でもあります。

普段は無理なく塾へ行けている子でも、少し不調を感じると
「行きたくないな」と思うこともあるようです。

④受験生ならではの焦り
高3など、受験が迫った年になると焦りを感じやすくなり、
不安感から足が遠ざかることも少なくありません。
「偏差値とは何か」「受験に合格する条件は?」「学校の成績は関係あるのか?」
「国公立大を受けるなら5教科必要?」「推薦や総合選抜のワナとは?」などなど、
受験に向けて身につけておくべき知識は沢山ありますが、
“知らないこと”がそのまま不安に繋がってしまうのです。

志望校に合格するためには何が必要で、自分は今何をすれば良いのか。
それが曖昧なままだと勉強にもなかなか身が入りません。
勉強が進まないと思った成果も上がらず、
結果として塾に行くことにも抵抗を感じやすくなってしまうのです。

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<塾に行きたくない中学生、高校生には、自分なりの考えがある>
中学生や高校生ともなると、自分なりの考えを持つようになります。
ここからは、塾に行きたくない理由としてよく見られる、
子どもたちの主張とその本当のところを見ていきます。

①自分に合っていない
まず見られるのが、「塾が自分に合っていない」と子どもが感じているパターンです。
このパターンで考えられるのは、テキストのレベルが高すぎて勉強が
わからなくなってしまっていたり、正しい勉強の進め方が実践できていなかったり、
塾のスタッフが子ども一人ひとりに合った声かけをしていないといった原因も
考えられます。

その子に合わせた声かけをしてくれる塾であれば問題ないですが、
残念ながら、世の中には声かけどころか、子どもを𠮟りつけて勉強させる塾が
たくさんあるのも事実です。

②お金の無駄と感じてしまう
中学生、高校生にもなると、自分が塾へ通うために
どれくらいのお金がかかっているか理解できるようになります。
それでいて、成績が上がらなかったりすると、
「お金を出してもらってまで通うメリットがない」と考えてしまいます。

お金に関することに限らずとも、「親に負担をかけている」と負い目を感じて
塾を敬遠してしまう子どもは、実は一定数いるのが実情です。


では、この続きは明日のブログで書かせて頂きたいと思います。
引き続き、よろしくお願い致します。

(八千代緑が丘校 轟)