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今あるものを活かして未来を創造しよう!

こんにちは。
八千代緑が丘校の轟です。

新年度になり、新年度の目標の目標を立てたり、
計画を立てる方も多いことと思います。

目標や計画と言えば、連想する言葉の一つに
「イノベーション」があると思います。

「これから、イノベーションを起こすぞ!」
といった具合に、気持ちを鼓舞することも
あるでしょう。

ただ、ここで意識しておきたいことは
アイデアからヒットは作り出せないということです。
「0から生み出すアイデアはゴミでしかなく、
 最も大切なのは今あるものを使って何かを作ることだ」
とイノベーションの生みの親である経済学者の
ヨーゼフ・シュンペーターは言います。

世界を変える商品は「すでにあるもの同士」の組み合わせの中で
生まれてきました。

現代で、イノベーションの達人といえばだれを思い浮かべますか?
亡くなって10年経ってしまいましたが、スティーブ・ジョブズの名前が
真っ先に挙がるのではないでしょうか?
ジョブズは、まさに創造的破壊をし続けた人でした。

ジョブズは大きく3点でシュンペーター理論を
忠実に実践していました。

まず1つ目は、制約を機会ととらえたこと。
ジョブズは、「(自分で勝手に思い込んだ)制約にとらわれるな」
と説きます。
そして、その人工的な制約を自ら破ることこそが、
イノベーションのカギだと語ります。
ここから「箱から出ろ(Get out of box)!」
という有名な言葉が生まれたのです。
言い換えると、箱、すなわち制約そのものが、
イノベーションの最大の機会になるのです。

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2つ目は、過去や現在にとらわれず、未来の可能性を見続けたこと。
ジョブズは、「パックがあるところではなく、
パックがこれから向かうところに行け」というセリフを
好んで使っていました。
パックとはアイスホッケーで使う円盤状の玉です。
この言葉は、往年の名プレーヤーであるウェイン・グレツキーの
モットーでした。

これは、味方も敵も群がる局面には突っ込まずに、
広く開いているスペースに滑り出せば、
そちらに玉がパスされてくるので自由にプレーできるようになる
という彼の戦法を表しています。

「過去にとらわれず、いっしょに未来を創ろう」
ということなのだと思います。

そして3つ目は、ジョブズは「ゼロからの創造」をしたわけではない
ということです。創業期のPCは、当時、ゼロックスのパロアルト研究所で
発明されていた技術を巧みに実装したものでした。
また後期のiシリーズは、すでに世の中に同様の商品が出尽くしていました。

それらの完成度を高め、他のサービスやコンテンツと新結合すること
によって新しいカテゴリーに仕立てたのです。
実はジョブズは「後出しじゃんけん」の名手なのです。

ジョブズの真骨頂は、ゼロからの創造ではなく、
社会実装し、それを世界の新基準としてスケールさせたところ
にあります。

ジョブズが行ったことは、まさにシュンペーターの
イノベーションの定義そのものといえるでしょう。

高校生は先人たちが築きあげてきた叡智を学んでいる
わけですが、学ぶことの意義の一つは、皆さん一人ひとりが
イノベーションを起こすことにあるのではないでしょうか。

先にも書いた通りイノベーションは0から何かを生み出す
ことではありません。既存のものを組み合わせて生み出す
わけですが、何をどのように組み合わせるかは無限です。

皆さんが生み出したい何かを生み出すためにも
今、目の前にある学びが役に立つかもしれません。

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(八千代緑が丘校 轟)

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