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【生徒からの質問より】お酒は体内でお酢になるのに、なんで体に悪いんですか?

こんにちは。
八千代緑が丘校の轟です。

生徒から、こんな質問を頂きました。

「お酒を飲むと、体内で酸化されて、最終的には
 お酢になるんですよね?
 お酢って体に良いのに、なぜ、お酒を飲み過ぎると
 なんで体に悪いんですか?」

よく勉強していますね。それでいて、学んだことをもとに
身近な内容を考えることは、とても良いですね。

高校の化学の分野の1つに、有機化学というものがありますが、
そこでは、アルコールについて学びます。
アルコールと聞くと、お酒を連想しますね?

そのお酒は、体内では最終的には酢酸に変化するのですが
その流れを以下にまとめてみます。

ファイル 3152-1.png

     ⇓ 酸化

ファイル 3152-2.png
   アセトアルデヒド

     ⇓ 酸化

ファイル 3152-3.png
   酢酸

お酒はアルコールの1種でエタノールです。
エタノールは飲むと酸化されて、アルデヒドになります。
アセトアルデヒドになり、最終的にカルボン酸の一種である
酢酸になります。

つまり、お酒を飲むと、体内で最終的にはお酢になる
というわけです。

最後だけ見ると、お酢になるので、体に良いように
思うかもしれませんが、エタノールがなぜ体に悪いか
というと、その正体はアセトアルデヒドなんです。

アセトアルデヒドが早く酸化されて
お酢になればいいのですが、
アセトアルデヒドは体にたまってします。

このアセトアルデヒドが持つ毒性が人体に影響し、
吐き気や頭痛といった二日酔いの症状が引き起こされます。

これは、有害物質を体外にいち早く排出しようとする作用から
胃のけいれんが起こることで吐き気がし、
脳の血管が拡張することで三叉神経が刺激され、
頭痛がするというのが定説です。
二日酔いというのは、アセトアルデヒド中毒のこと
なんですね。

だから、お酒は体に悪いんです。
(高校生の方は、そもそも飲んではいけませんよ。)

こうやって、身近な題材と照らし合わせながら
学んでいくと、記憶に定着しやすくて、いいですね。

(八千代緑が丘校 轟)


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