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【生徒からの質問より】三角関数のグラフはもう怖くない 第3回

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こんにちは。
八千代緑が丘校の轟です。

「三角関数のグラフがよくわからない」という人が
三角関数のグラフに対する苦手意識が無くなったら
いいなと思ってこのシリーズを書き始めました。
今回は、sin(θ-π/3)のように、
sinの後のカッコの中(これを引数と言います)が、
単なるθでない場合のグラフについて書きたいと思います。

まずは、以下の2つの二次関数の比較から
始めたいと思います。
f(x)=x^2
g(x)=(x-2)^2

この2つの関数をグラフ化した際に、
どのような違いがあるでしょう?
グラフに表すと以下となります。
ファイル 3035-1.png

見るとすぐにわかるように
(x-2)^2はx^2を
x軸方向に+2だけズラしたグラフとなります。

g(x) = (x-2)^2 = f(x-2) という関係が
成り立っていますが、一般的にy=f(x)のグラフを
+a方向に移動した関数はy=f(x-a)となります。

なぜ、このことが成り立つのかについて
点P(x,y)に対して、点Pをx軸方向に+aだけ移動させた
点を点Qとすると、点Q(x+a,y)となります。

ここで、点Pをy=x^2上を移動させると、点Qはどのような
奇跡となるでしょうか?
点Qの座標を点Q(X,Y)と置き、XとYの関係が
点Qが移動する奇跡となります。

X=x+a ∴x=X-a …①
Y=y …②
が成り立ち
点P(x,y)は y=x^2 …③ 上を移動するため
式①、②を式③に代入すると
Y=(X-a)^2
となるわけです。

ここまでの話で、f(x)=x^2とg(x)=(x-2)^2
の違いをまずは理解して頂けたら、f(θ)=sinθとg(θ)=sin(θ-π/3)
の違いがわかりやすくなると思います。

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次にf(θ)=sinθとg(θ)=sin(θ-π/3)
の違いについて見ていきます。

g(θ) = sin(θ-π/3) = f(θ-π/3)
が成り立っています。

先に
『一般的にy=f(x)のグラフを+a方向に移動した関数は
y=f(x-a)となります。』

と書きましたが、このa=-π/3と代入すると、
g(θ)=sin(θ-π/3)はf(θ)=sinθを
θ軸方向に-π/3移動させたグラフになることがわかります。

グラフを描くと↓となります。
ファイル 3035-2.png

小さくて見づらいと思いますので、
1/4周期だけ拡大して示すと↓となります。
ファイル 3035-3.png

こうやって見ていくことで、sin(θ-○)といった類のグラフは
sinθのグラフを単にズラしただけだということが
おわかりいただけましたでしょうか?

次回の第4回では、sin(2θ)のように
θに係数が付いている場合について書きたいと思います。

では明日も一緒に頑張っていきましょう!!
ファイル 3035-4.jpg ファイル 3035-5.jpg

(八千代緑が丘校 轟)

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