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人が恋に落ちるのは重力のせいではない

今年の共通テストの物理を解いてみて
第2問~第4問がA問題・B問題と別れておらず、
大問丸ごと1つの題材をじっくりと扱っているところが
昨年までと問題形式的に大きく異なるところだと感じました。

しかも第4問はボーアによる水素原子模型という
原子物理からの出題でした。
選択問題ではなく、必須問題として原子物理が大問1題分
出題されたのは初めてではないかと思います。

ファイル 2760-1.png
第4問の問2の問題は水素原子中の電子と陽子の間に働く力
に関する問題ですが、この問題はアインシュタインのあの名言を
思い出させてくれます。

Gravitation cannot be held responsible
for people falling in love.

(訳:人が恋に落ちるのは重力のせいではない。)

電子が(原子核に)落ちているのは万有引力のせいではない
ということなんですよね。

ここで「電子が原子核に落ているってどういうこと?」と
疑問に思った方は、ニュートンが「月は地球に落ちている」
ことに気が付いたことに着目してみると良いかもしれません。

つまり、円運動をする物体には、円運動の中心に向かって向心力が
働いているわけですが、中心に向かって落ちているというようにも
捉えることができるわけなんですね。

ここでもう一つ、アインシュタインの名言をご紹介したいと思います。

When a man sits with a pretty girl for an hour,
it seems like a minute.
But let him sit on a hot stove for a minute
– and it’s longer than any hour.
That’s relativity.

(訳:可愛い女の子と1時間一緒にいると、
1分しか経っていないように思える。
熱いストーブの上に1分座らせられたら、
どんな1時間よりも長いはずだ。相対性とはそれである。)

アインシュタインって、難しいことを簡単な例えで
表現するところがスゴイですよね。
「わかっている」ということは「端的に説明できる」
ということなんだなと感じます。

(五井駅前校 轟)

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