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和製英語VS英語②

こんにちは、大網白里校の五十井です。
前回に引き続き、身近な和製英語についてお話をしようと思います。
今回はより伝わりそうで伝わらない和製英語をお伝えしていきます。
実際に英語ではなんと表現するのかを考えながら読んでみてください。

①クレーム(苦情)
正しくはcomplaintです。
claimは「主張する」という意味であり、不平や不満を述べている訳ではありません。
権利や正当性の主張などやや強い意味で使われる単語ですので、
柔らかく主張したい場合はassertの方がよいでしょう。

②コック(料理人)
正しくはchefです。
料理に関連する英単語の多くはフランス語であり、chefやrestaurantも元々はフランス語です。
我々日本人にもフランス=料理が美味しいというイメージがありますよね。
英語はフランス語の影響を強く受けている言語です。

③カステラ
正しくはsponge cakeです。
カステラという名前の由来はスペインで栄えたカステラという王国のようです。
しかし現在ではカステラに相当するお菓子は海外には存在せず、
最早和菓子と言ってもよいくらい、日本特有のお菓子です。
海外から輸入されたお菓子であるにも関わらず、海外では流行らず、
結果として和菓子となった何とも数奇な運命を辿ったお菓子ですね。

④ペアルック
正しくはmatching outfitsです。
matching(マッチング)は一致している、揃っているという意味であり、
outfitはお洒落な服装という意味です。(clothesは単なる服)
アメリカではmatching outfitsという言葉は廃れつつあるようですが
日本語のペアルックはどうでしょうか?

さて、いかがだったでしょうか?
新しい単語が生まれては消えるというサイクルを繰り返して言語は変遷していきます。
言葉の由来や成り立ちを通して当時の時代背景を考察するのも、
言語学習の楽しみでしょう。
楽しみながら学習していきましょう。

(大網白里校 五十井)

<大網白里校 校舎紹介ページ>
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