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高校生の学習は夢への通過点

「学校の勉強は将来役に立ちますか?」
という質問を受けることがあります。

私は理系出身ですが、高校生のときに学んだことが
その後の専門の学習において、とても役に立つことは
多いにありました。

例えば、今後は電気自動車の普及がますます加速していくと
思われますが、その電気自動車に搭載されてい電池は
リチウムイオン電池です。

現在のリチウムイオン電池の一般的な製造方法は、
コバルト酸リチウムなどのを主活性物質として、
極めて薄い金属箔の政局に塗布し、炭素などを
薄い金属箔に塗り負極としています。
正極と負極の間に絶縁体のセパレーターを挟み込んで
3枚を所定の寸法制度の中に正確に巻いていきます。
それをケースに挿入して電解液を注入したのち、
充電と放電が行われるのがリチウムイオン電池の
原理となります。

このリチウムイオン電池に興味を持って、
いきなりリチウムイオン電池の原理を学ぼうと思っても、
理解するのは難しいと思います。

電池の歴史は、イタリアの科学者アレッサンドロ・ボルタが
1800年に考案した「ボルタ電池」を源流に発展しましたが、
高校の化学では、このボルタ電池をまずは学習します。

ボルタ電池もリチウムイオン電池も、
正極/負極の2つの電極と電解液で構成されている
という点では共通しています。

そう、高校の学習内容の延長戦上に
最新のテクノロジーの原理があるのです。

今回は電池の例でしたが、他の分野でも
高校での学習が将来につながっている例は
たくさんあります。

ですから、今学んでいることが、
ちゃんと将来やりたいことにつながっていますので、
将来を見据えて、楽しく学習に取り組んで頂きたいと
思います。


さて、本日は高校2年生のHRの日です。
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(誉田進学塾 轟)