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グローバル化する社会の中で必要な英語学習

英語4技能・探求学習推進協会
(ESIBLA)が主催するオンラインセミナーが
去る10月3日に開かれました。

そこで、国の英語教育に関する様々な施策で
中心的な役割を果たしてきた
吉田研作上智大学特別招聘教授が、
グローバル化する社会で必要な英語力を
身に付けるために、初等中等教育にどのような
授業実践が求められているかを語りました。

英語圏の国への大学留学に必要な英語力を
測る民間試験であるIELTSやTOEFLの成績が、
日本は他の国と比べて低いことをデータで
示した上で、日本の子どもの自己肯定感の
低さが、英語への自信のなさを生んでいると
指摘されました。

英語学習に限らず、他のどの教科の力を伸ばしていく
上でも、また、将来、自分の道を切り開いていく
ためにも、この自己肯定感はとても重要だと
私は感じました。

また、吉田教授は「小学校の英語学習では、
音声で十分慣れ親しんだ後で文字として認識するなど、
機能的な学習で知識・技能を習得する。
一方で、中学校や高校は、演繹的な学習だ。」
ともおっしゃっていました。

東進英語科の安河内先生は以前より、
英語は4技能バランス良く学習していくべきだと
述べていますが、従来のリーディングの学習だけでなく
リスニングの学習の重要性が、様々なところで
言われていることを感じています。

東進の英語の授業一覧を見ると、最近では
リーディングだけでなく、リーディングとリスニングの
両方を学べる授業や、リスニングに特化した授業や
ライティングの授業も充実しています。

塾においても実践的な英語力を身に付けられる授業が
充実してきたことを嬉しく思っています。

ぜひ4技能バランス良く英語を学習して頂き、
受験のための英語ではなく、将来、例えば
国連の持続可能な開発目標(SDGs)は、新型コロナウィルス
への対策といった世界的な課題について、社会の一員として
英語で議論していく英語力を身に付けていって頂けたらと
思います。

(大網白里校 轟)