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励みになるように言葉を解釈しよう

現代文が得意な人は、
日頃から言葉を大切にしている
のではないかと思います。

私も生徒と接していく中で言葉を大切にしようと
意識していますが、言葉というのは本当に
趣深いものだなと日々感じます。

例えば、「三度目の正直」という言葉と
「一度あることは二度ある」という言葉は
意味が相反する言葉です。

どちらが正しいかと言うと、
どちらも正しいと思います。

どのようにその言葉を自分に適応させていくかが
大切だと思います。

例えば、1度、2度失敗して、3度めのチャレンジをするときは
「三度目の正直」だと思って勇気を出してチャレンジをすると
良いと思います。

一方、初めにうまくいったときは
「一度あることは二度ある」と思って
期待を持って二回目にも取り組めば良いと思います。

カナダ・ケベック州出身の精神科医 / 心理学者である
エリック・バーンがこんな名言を残しています。

「他人と過去は変えられないが
 自分と未来は変えられる。」

この言葉の後半に焦点を当てて
「そうか、未来は変えられるのか」と素直に思って
前を向いて頑張っていければよいのですが、
「過去は変えられない」と、過去の失敗が
いつまでも脳裏から離れないということも時に起こるものです。

あるとき、こんな言葉を聞きました。
「過去は好きに変えられる」
私はこれも名言だと思いました。

過去の失敗をいつまでも背負って、自身が持てないのなら
過去の失敗を成功に変えてしまったらいい。
誰にも迷惑をかけないし、そのことで
前向きに行動できるようになるのなら、
その方がよっぽどいい。

生徒はこれから、不安を感じやすくなりがちです。
過去の受験でうまくいかなかったから、
今までの模試で成績が上がっていないから、
だから、受験もうまくいかないのではないかと
思ってしまう受験生も少なくありません。

そんなときは
「大丈夫。今、最善のことが起きている。
 今までもうまくいっていたし、
 これからもうまくいく。」
と思って自分を励まし、未来に向かって
歩んでいって頂ければと思います。

(大網白里校 轟)