「うだるような暑さが続きます」なんて
この時期の天気予報のお決まりの言葉なのですが、
「うだる」ってなんでしょう?
恥ずかしながら今の今まで全く気にも留めませんでした。
漢字で書くと「茹る」だそうです。
よく見ると「茹でる」と同じ漢字なんですね。ゆで卵を作るときに
卵を茹でますよね。
「茹る」の読みは「ゆだる」が正しいのですが、音変化で「うだる」
となったようです。面白いですね。
「うだる」と聞いても元の読みや漢字にはたどり着かないでしょう。
語音変化といえば柳田國男の『蝸牛考』などを読んでみるのも面白い
かもしれません。地方によっては古文で使われるような言葉が未だに
日常語として使われていたりするので、実感をもって読める部分もあったり
します。
これはどちらかといえば民俗学的なアプローチですが、言語学でも
音韻論というものがあって最終的にそこにたどり着くこともあります。
自分の興味の進化によって進むべき道が多いのも人文科学の醍醐味です。
この夏は将来のこともいろいろ考える夏にしてみてはいかがでしょうか。
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皆さんの相談に乗りますよ。
(土気駅北口校 根田)