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過去の事例から学ぶ

何かを修得するためのプロセスは、
それが何であれ、類似性があるように思います。

囲碁を修得するプロセスについて
ある方が、以下のようにおっしゃっていました。

「まずは定石を覚えること。
 しかし、ただ覚えただけでは、
 その定石を使いこなせるようにはならない。

 どの一手を打つのか、正しく意思決定ができるようになるために、
 過去の事例(過去の棋譜)を徹底的に調べることが必要だ。
 そうすることで、感覚的にどの一手を打てば良いのかが
 わかるようになる。」


私はこの話を聞いて、受験勉強と同じなんだなと感じました。

例えば、数学を例にすると、問題を解く際の定石があります。
つまり、「この類の問題はこのような解法で解く」というものです。

ただ、解法を単に暗記したからといって、問題を解けるようにはなりません。
特に、難関大学の入試問題では、様々な定石を組み合わせることによって
ようやく解ける問題が出題されるからです。

数学の問題を解く際には思考力が必要であることは言うまでもありませんが、
難易度の高い問題程、試行力も必要になってきます。
つまり、知っている解法をあれこれ組み合わせて解こうと試みるということなのです。

ただ、闇雲に試行するわけにはいきません。
特に、入試問題には制限時間があるからです。

そこで、沢山の試したいアプローチの中で、
この一手をやってみようという意思決定を行います。
その意思決定の精度をどのように高めていけば良いのか。
それが、過去の事例、つまり過去問では、どのようなアプローチを
行うことで解を得られるのかを徹底的に研究することが大切になっていきます。

9月に入り、特に週末は、志望校の過去問演習講座に取り組む生徒が
多くなってきました。
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過去問を解き、解説授業を受けるというプロセスは
まさに、志望校の入試問題を解くための重要な研究活動なのです。
ですから、単に解説を理解するだけでなく、
「なぜこの解き方が有効なのだろうか?」
「どこからこの解き方の発想は生まれるのだろうか?」
など、たくさん思考して頂きたいと思います。

(大網白里校 轟)

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