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理解してから覚えよう!

夏休みが明け
二学期制の学校に通っている生徒たちの
定期試験対策が始まりました。
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そして、高1生、高2生たちとの
夏期講習の振り返りと、今後について話をする
個人面談が始まりました。

そんな中、Dくんから、こんな質問がありました。
「理解することと、覚えることは、どのように違うのですか?」

よく数学が苦手な生徒から、
「解法を覚えられない」
という声を聞きます。

覚えられない要因は、覚える前に、
理解ができていないことが多いのではないかと思います。

理解できているから長く覚えていられるのであって、
理解できていないことは覚えること自体苦痛だと思いますが、
まして長期間覚えてはいられないと思います。

ですから、数学に限ったことではありませんが、
まずは理解をし、それから、理解したことを覚えるように
しておくと良いと思います。

また、数学は暗記科目ではないので、理解をすれば、
覚える必要はないのではないかと思われる方が
いらっしゃるかもしれません。

確かに、数学は暗記科目ではありません。
ただし、「一度は考え方を理解したけれど、
何も覚えていません」ということでは、
問題を解くのが困難だと思います。
制限時間のある試験中に、全ての公式を独自で編み出してから
解き始めるのは、現実的ではないでしょう。

ですから、考え方を理解し、覚えておくということは
必要なことだと思います。

先のDくんの質問についてですが、
理解することと、覚えることは異なる行為ですが、
学習する際には、カードの表と裏のようにセットで
行うと良いと思います。

(大網白里校 轟)