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身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ

「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」

という言葉をご存知でしょうか。

実はこの言葉、空也上人の歌が語源ではないかと言われています。


「 山川の 末に流るる 橡殻も

      身を捨ててこそ 浮かむ瀬もあれ」


(山あいの川を流れてきたトチの実は、

自分から川に身を投げたからこそやがては浮かび上がり、

こうして広い下流に到達することができたのだ)

(『空也上人絵詞伝』)


いつもいつも、捨て身で行動するわけにもいかないでしょうが、

いざというときは、自分が正しい道へ

捨て身で突き進む勇気を持てと言うことでしょう。

こっちだ!と思ったら、おりゃー!(笑)っと突き進むことも大事でしょう。

みなさん実際、迷うことだらけかもしれません。

しかし、とにかく飛び込んでみよう、やってみようと決断し、

突き進む。そうしないと逆に生きる道はない

何もしないということはリスクなんだ

ということです。


※日本史で出てくる、空也上人、

古文で出てくる「こそ+已然形」

が頭に浮かんだ人は良く勉強していますね!

(おゆみ野駅前校 教務 山本)