受験生から、志望校の過去問について
こんな質問を受けました。
「解答のやり方と別の方法で自分で解いたところ、
答えが合いません。
どこが間違っているのでしょうか?」
1・2年生の多くが、「ここがわかりません」
という質問が多いのですが、
受験生になると、自分の書いた解答についての質問が
多くなります。
ここまでは、日頃、よくあることなのですが、
質問に来た生徒がこう言ったのです。
「赤本の解答だと、よくこのような考え方で解いているので、
私もそうやってみたのですが…」
と。
(ちなみに、この生徒は赤本とは別の解答を確認していました。)
そこで、私が塾にある古い赤本で、該当の年度の問題の解説を
調べると、赤本のやり方と、生徒のやり方が一致していました。
ちょっとした計算ミスで、間違えているだけでした。
これはどういうことかと言うと、
生徒が赤本の解答の解き方を理解し、その考え方を別の問題で
適応していくことができているということです。
しっかりと自分のものにしているのだなと感動しました。
また、このことは、受験生にとって、
とても励みになるのではないでしょうか。
なぜならば、始めは自力で解けなくても、
あきらめずに、理解しながら取り組み続けることで、
いずれは自力で解けるようになるという具体例だからです。
受験生は、現在、入学試験の真っ只中にいます。
志望校の問題がたとえ難しくて、なかなか解けなくても、
受験の日まで、あきらめずに、頑張り続けてほしいと思います。
また、1・2年生は、今、目の前の学習が難しくても、
日々、学習し続けていけば、志望校に近づいていく
ということを頭に入れて、頑張っていってほしいと思います。
(土気駅北口校 轟)