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問題を解いた後が大切

今日は11月としては54年ぶり初雪が降り、
交通の便が悪く、とても寒い日でしたが、
受験勉強に取り組む受験生、
HRのある2年生、
定期試験対策に取り組む1年生、
どの学年の生徒も登校してくれました。

さて、最近、受験生のK君が良いことを言ってくれました。
「やみくもに、問題を解いても、できるようになりません。」
と。

全くその通りだと思います。

解けなかった問題を、次は解けるようになるためには、
解いた後の振り返りが大切です。

将棋の棋士が、対局の後に感想戦を行うことで
対局中の着手の善悪や、その局面における最善手などを検討しますが、
それと同じように、解いた後にその問題を振り返り、
どこでつまづいていたのか、どうやったら自力で解けるようになるのかを
研究することが大切です。


そのことをよく理解しているK君は
「次に本当に解けるのかどうか、類題を解いて確かめたいが、
 類題がなかなか見つからない」
と言います。

灯台下暗しで、意外に身近なところに類題が掲載されていました。
こでまで取り組んできた、授業のテキストです。

受験対策用の授業は、入試問題を研究しつくしている先生が、
入試に向けて効率良く学習できるようにと問題を選んでいます。
ですから、志望校の過去問の類題を、既に授業で学習していた
ということは、よくあることだと思います。

ですから、志望校の過去問を解いていて、ひっかるところがあった際は、
今まで慣れ親しんでいた授業の復習に取り組むと良いと思います。

東進の河合先生は、授業の中でこんなことをおっしゃっています。
「センター試験が終わると、何を勉強しようかと迷う生徒がいますが、
 ぜひ授業のテキストを復習して下さい。
 君たちの最良の参考書になるようにテキストを作成していますから。」

この時期、受験生は、あれも、これもと、
手広く様々な教材に手を出したい気持ちになりがちですが、
まずは、それまで取り組んできた教材をマスターすることを心掛けて下さい。
きっと、みなさんの血となり肉となり、入試本番で役にたつと思います。

(土気駅北口校 轟)