ある生徒が、「う~ん」とうなりながら、
数学の問題に取り組んでいます。
問題文を理解するにも一苦労する
難しい問題です。
まずは、その問題の意味を理解するために、
計算用紙に実験を始めました。
(漸化式の問題のため、式のnに数字を代入していったのです。)
このように、地道に手を動かしながら
考えることって、とっても重要!!
誘導問題になっているため、答えにはたどり着いた様子ですが、
彼の思考はまだ止まりません。
「答えは出せたんだけれど、どうしてこのような誘導を
思いついたのだろうか?」と考え始めました。
ただ、解けたのか、解けなかったのかではなく、
まるで、音楽やアートを鑑賞するかのごとく
文化として数学をじっくりと味わっているんですね。
「難しいからこそ、考えることが楽しい」
まさに学問とは、そのようなものだと思います。
今日も、生徒たちが、深く考え、本質的な学習に
取り組んでいる姿をうれしく思います。
(土気駅北口校 轟)