Shingaku Express / 誉田進学塾だより 巻頭言より
(2024年7月号)
新しい挑戦へ
先月に続いて、東進衛星予備校全国大会からの話題。今回、実践報告を発表することになった評価を受けたのは、うちの校舎が3年連続で全加盟校約1000校の中の1位をとった12月1日継続部門の最優秀表彰。東進では新年度の学年の学習が12月からスタートする。とくに高校2年生は、自分たちが共通テストを受験する1年前の冬休み前にあたり、早期に受験生として自覚して勉強を始める重要なきっかけになる。もちろん、翌年度に学習する講座を、12月前にまとめてとるということは、生徒や保護者と十分な信頼関係を保っていることにほかならない。私たちはこの「数字」を顧客満足度を表す重要な「指標」と考えている。
日々の仕事は「数字」を指標として捉え、正しく追いかけることが重要だ。適正な数字の結果が得られないということは、何か原因となるプロセスの中の課題点があるはずである。それを数字に基づいて、きちんと見つけ出して改善することで質が上がる。私たちは、そういう意味での「経営品質」というものにこだわっている。
もちろん、そうは言っても多くのスタッフたちがチームで仕事をしていく中で、高い経営品質を保つのは非常に難しい。ときどき、厳しいお叱りの声をいただくこともある。だが、それはより高い経営品質に向かうための貴重なチャンスと考える。厳しい目で評価することが課題を明確化し改善を促すはずだ(もし何か気になる点が少しでもあるなら、遠慮は無用、ぜひお聞かせいただければと思います)。
これは生徒たちが模試の項目別の細かい結果で、課題点を見出すことと同じであろう。課題が明確でない努力は非常に効率が悪い。稀に、実力がついてきたらと模試を尻込みする生徒がいるが、まずは「数字を診る」だ。現実を見て未来を創ろう。
7月から、東進衛星予備校の佐倉と蘇我が誉田進学塾グループに仲間入りすることになりました。今まで以上に一人ひとりへの高い経営品質の提供を目指します。
※この内容は2024/7塾だよりに掲載したものです。
本文の通り、7月から東進衛星予備校2校がグループインした。他の母体が運営していた古くからの校舎。その母体の経営統廃合で閉鎖する予定の校舎のうち、私たちのエリアの2校の運営を引き継いだ。急な話で、実質1か月余りでの準備で、なんとか通っている塾生のみなさんに迷惑をかけずにリスタートできた。
準備は、年度計画にないものだったが、今まで蓄積した開校手順に従って、比較的スムーズにできた。一番は「人」の問題のはずだが、今回は、社員の引継ぎはなく今までの人たちは前の会社が全部引き上げて、私たちの社員が担当する形なので、予定外だったこと以外は、問題がない。
これまでの私たちの運営力を東進本部が評価しての今回の話、その要請にこたえられるように努力する。私たちの運営は、経営品質を高く維持し、顧客満足を高めて成果につなげていくスタイルなので、少々時間がかかるが地道に努力していくつもりだ。