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[巻頭言2023/04より] 感謝とともに頑張ります

Shingaku Express / 誉田進学塾だより 巻頭言より
(2023年04月号)

感謝とともに頑張ります

 母である当塾創業者塾長清水妙子が、日本民間教育大賞「民間教育最高功労賞」を受賞する(表彰式は学士会館3/22開催、この稿はその前に書いている)。大変栄誉ある受賞で、すべては当塾で勉強を頑張ってくれた卒業生たち、塾生たち、そして保護者の皆様のご理解とご協力のおかげで塾が長く発展することができたからである。この場をお借りして感謝します。ありがとうございました。

 塾長は92才になったが元気で過ごしている。少し振り返ってご紹介しておく。

 昭和6年、京都市に生まれ、戦中戦後の混乱の時代に思春期を過ごした。戦時中の女学校時代、空襲警報のサイレンが鳴る中、地下の下駄箱室に避難しながら、先生から聞かせてもらった西洋史の話に胸が躍り、専門的な学問を学びたいと思う気持ちを強く持ったという。先生と同じ奈良女高師を目指すように奨められたが、戦後、新制大学に制度が変わり、女子が大学に進学できるようになった1期生として、京都教育大学教育学部に進学、史学科で人文地理学を専攻した。
 2万人受験した京都府教員採用試験にトップ合格し、明治2年日本初の公立学校として開校した柳池校の伝統引き継ぐ京都市立柳池中学校に赴任、7年間教員として子供たちに社会科と美術科を教えた。夫郁夫の東京転勤にともなって退職、子育てに専念した後、千葉に転居。子育ても一段落し、大手学習塾での講師を1年半勤めた後、塾がなかった外房線誉田駅前に塾を開く。
 当時は、時代遅れで学校が荒れていた田舎で、学校では、勉強したい子、ちょっと勉強ができる子というだけで仲間外れにされてしまうようなところだった。その子供たちに、純粋に学問の面白さ、楽しさを伝えたいと、毎日たくさんの話をし続けることに専念した心が、地域に浸透し今の塾を創ってきたのだろう。

 スタッフ一同とともに、その志を受け継いで、子供たちに伝えていきます。
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※この内容は2023/04塾だよりに掲載したものです。

(このときの話は、表彰式後に、すでにここに書いた。繰り返しになるので、以下のリンクでご参照ください。)

https://www.jasmec.co.jp/cgi-bin/blog-diary-kanopen0/blog-diary-kanopen0.cgi?no=660

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