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[巻頭言2011/03より] 特別の瞬間

Shingaku Express / 誉田進学塾だより 巻頭言より
(2011年03月号)

特別の瞬間

 この塾だよりが届く頃には、公立高校の後期入試の直前、そして大学入試も終盤の発表待ちの時期となる。

 特別の瞬間、毎年書いているが、大切なことなので敢えて今年も繰り返して書く。入試は受験生にとっては特別の瞬間だ。入試を受けている瞬間、合格発表の瞬間に、人生の運命が分かれたかに見える。しかし本当はそのときだけが特別なのではない。

 人生の運命は、毎日毎日の日々刻々全ての瞬間に少しずつ分岐し続けている。一見単調な、どちらに進んでも大差ないように見えるその瞬間瞬間をどう充実して過ごしたかで、未来が少しずつ変わるのだ。そして差がはっきり見えるまで気づかない。いつでも、今このときが特別の瞬間。二度と帰らない大切な時間であることに気づいて、充実して過ごしてほしい。運命は自らの意思と行動で、どんな瞬間でも常に変わり続けるのだ。

 さあ、塾では新しい学期が始まる。充実した毎日が未来を拓く。後悔することのない一年としよう。大網のみなさんよろしくお願いします!

※この内容は2011/03塾だよりに掲載したものです。
 敢えて繰り返して書いている回。ネタに困って手を抜いているわけではない(苦笑;)。
 とくに私たちスタッフのみならず、教育に携わる人間は、1年周期でいろいろな行事や業務が繰り返しのように過ぎていく。油断すると、つい「また今年も」という気持ちになりがちであろう。
 しかし、子供たちにとっては、二度とない一瞬を毎日過ごしている。人生の中で、どんな瞬間であろうとも、それは取り返すことのできない瞬間のはずだ。
 塾だよりは、保護者の皆さま向けのものであるが、スタッフたちに向けても同じ言葉を、より強く発している。日々の仕事を、繰り返しの「また」の時間と勘違いしてはいけない。子供たちの人生を変えてしまうかもしれない、一瞬の連続なのだ。
 教育の責任は重大だが、だからこそやりがいもある。

 頑張ろう。

(最後に「大網のみなさん」とあるのは、ism大網とpremium高校部東進衛星予備校大網白里校をこの月に開校したからです)
(開校当時の写真)
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