Shingaku Express / 誉田進学塾だより 巻頭言より
(2009年12月号)
達成したもの!
年末である。まだやりたいこと、やるべきことがたくさんある。それに対して時間が足りないとあわてる、そんな時期だ。
だがここまでにやってきたこと、やり遂げたものもきちんと振り返って評価したいものだ。何がどこまでできたのかをはっきり掴むことと、目標と現状の差をしっかり測ることで、はじめて、この先の計画を実現可能な形で正しく描くことができる。ただその現状が良いか悪いかばかりに目を向けてはならない。今の状態は次へのひとつのステップにすぎないのだから。そして、ここまでに達成したことをそのまま承認することが次への意欲を生みだす。
とくに子供たちは、大人と比べて時間の感覚が未成熟なので、時間の流れの中での自分の位置や目標を掴むのがとても不得手だ。大人が、ちょっとだけ、ここまでやってきたことを承認し、目標の位置を確認させるのを手伝ってやるとうまくいく。受験勉強は、そういう力を磨くことにもなる。
※この内容は2009/12塾だよりに掲載したものです。
廻ってきて、また時期がずれた話になった(苦笑;)
自分のことでも人のことでも、できないことはすぐに見えるが、できたことを正しく認識、理解することは、案外難しい。とくに初めて経験する子供たちにとっては、難しい。
そんなときに、大人が、ちょっとだけ承認してやることが、大きな効果を持つ。これはできたね、これはまだだけど、次はできるよ、いつかできるよ、とフィードバックすることで、成長する原動力を強くする。
自分はできるはずと信じる気持ちを育てましょう。