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[巻頭言2009/01より] 次の挑戦

Shingaku Express / 誉田進学塾だより 巻頭言より
(2009年01月号)

次への挑戦

 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

 誉田進学塾は昨年秋、創立30周年を迎えることができました。皆様のご理解、ご協力に感謝いたします。

 昨年は高校部を新設するという挑戦を始めました。小中学部の教務力を下げることなく軌道に乗せるというチャレンジなので、まだまだこれから改善すべき課題がたくさんありますが、ここまで予定通り着々と進行しています。

 今年の挑戦は、それに比べればあまり大きな変化のないものに見えるでしょう。しかし進化しないことは停滞ではなく退化を意味します。今年は敢えて一つ一つの事柄の精度を徹底的に上げることを目指します。仮説、実証、検証、そして改善のループを繰り返して進化し続けることを重視します。

 それは子供たちの成長も通じることではないかと考えます。新年を契機に、リセットして0からやり直したい気分になるかもしれません。しかし、過去の失敗の経験に基づいて、より良い道を探すことが大切です。今まで経験したものを無にしないように、高い志を持って次に挑戦することを期待します。

※この内容は2009/01塾だよりに掲載したものです。
 気まぐれに、塾だより巻頭言バックナンバーを順にアップしているので、当然ながら季節感が変である(昨日は一年のちょうど真ん中の日だったそうなので、まあご愛敬ということにしてください)。
 ここで書いているように、日々の小さな進化の積み重ね(数学好きとしては「積分」と言いたいところ)が成果を生み出す。その結果を分かつ変化の瞬間は、外からは目に見えにくい非常に小さな変化(「微分」と言いたいところ(笑))かもしれない。それが時間をかけて大きな岩をも動かす力となるはずだ。
 「経営」という言葉の原義は、「日々の『営』みを『経』て目的・使命を果たすこと」だそうだ。その意味では「経営」するものは、会社だけでなく、個人や家庭などにも当てはまる。公教育では学級経営と呼ぶこともあると聞く。
 優秀な経営者とは、日々、組織の力を引き出し、掲げた目的地に到達させる能力に秀でた人ということになるだろうか。

 その原義通りの、経営者として頑張ります!

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