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環境は変えられない。それでも奇跡は起こせる。②

こんにちは。土気駅北口校教務の松浦です。
塾生のみなさんの多くは部活と両立して勉強をされていると思います。
「時間が無い」「疲れて眠い」は共通の悩み。環境を変えられればいいのですが、それはできない。

練習は週に3回、1日1時間から1時間半。しかもグラウンドの4分の1しか使えない環境。そんな進学校のラグビー部を3年間で全国大会の花園に導いた、星野明宏U18日本代表ヘッドコーチの秘密に迫ります。
前回はメンタルについてでしたが、今回は時間の使い方のお話です。

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秘密① 環境を言い訳にしない。
「人を羨む前に、まず自分の存在価値を上げるのが大切。
人のことを羨んでばかりでは、自分自身が成長することはできないです。
たとえば僕だって、今さら政治家の子供にはなれないし、
アイドルみたいな顔にはなれないでしょう(笑)。
だったら、練習時間は週に3回、1日1時間であっても、
今あるものを必死に磨いて勝負するしかないのです。」

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秘密② 密度を濃くする。
「練習が1日60分しかできないから足りない、ではなく、60分しか耐えられない練習、すなわち61分やったら倒れてしまうような密度の濃い練習にすればいいのではないか、と考えたのです。」

「何時間練習していても、そのうちの多くは事実上、順番待ちなどの休み時間です。
タックルの練習は、3人を一組にして、タックルをしたらすぐ並び、再びすぐタックルするという繰り返しを、練習の基本としました。 並んで待つ時間をなくしたいからです。」
「水を飲みに行くのも全力ダッシュ。先生が集合と言っても全力ダッシュです。ダッシュした後、最後に必ずしゃがませます。これは、タックルをするときの動作の練習につながります。
うちの部員がほかの学校と合同の選抜チームに参加すると、監督の周りに集合するときにしゃがむので、『何なんだお前らは』などと不思議がられているそうです。 」
「また、水分補給の時間も工夫をしました。水分補給の60秒に、ミーティングも兼ねることにしました。水を飲みながらミーティングし、『60秒前のチーム状況』と『60秒後のチーム状況』を変える、向上させる、という訓練にあてました。」

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「結果、何が起きたかというと、『もうこれ以上やるんだったら、ラグビーは辞めたい』と思うほど、練習をやり切れるようになりました。『もしも、毎日ラグビーの練習があるのなら学校に行きたくない』と思うくらい、密度の濃い時間にすることができたのです。
言い換えるなら、練習時間が『60分しかない』から『60分もある』へと変わりました」

「それだけ充実した練習をすることで、生徒たちは練習以外の時間を好きに使うようになっていきました。ウェイトトレーニングをする子もいれば、理科の先生に授業の質問をしに行く子もいる。
日々の活動に余裕が生まれるので、『次の練習も頑張ろう』となるわけです。 」


…いかがでしたか、参考になりましたでしょうか。
「電通で培ったバリバリの社会人経験」と「筑波大大学院で学んだ最新のスポーツ科学理論」に裏打ちされた指導、さすがですね。
※実はまだまだご紹介しきれない内容がたくさんありました。星野氏に質問などあられる場合は、ぜひ松浦までお寄せください。確実にお繋ぎいたします。

ポイントは二つ。
①環境を言い訳にしない。
②密度を濃くする。
 
環境は変えられない。それでも奇跡は起こせる。

誉田進学塾premium高校部は、どこよりも密度の濃い学習環境を提供しています。限られた時間でも、効率的で本質的な学びが出来るので、結果として日々の部活動や学校での勉強にも余裕が生まれます。
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(写真は、休憩スペースでの自然発生的な生徒同士の教え合い風景)

実際、当塾から難関大学に合格した先輩方のほとんどは、部活などで時間が制限されている環境の中で結果を出してきました。

現在、特別公開授業や全国統一高校生テストを受付中です。
この機会に、ぜひ一度教室に足をお運びください。
(土気駅北口校教務 松浦)