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私立型? 公立型? とにかく過去問!

公立型の国語と私立型の国語の違いとして、第一に挙げることが「出題単元」です。
公立入試では私立入試でも出題される「漢字」「現代文(説明的文章と文学的文章)」「古文(漢文)」「国文法(言葉の使い方)」に加えて「作文」と「聞き取り」が出題されます。
私立入試よりも公立入試のほうが出題単元数が多いため、1題の文章量や小問数が公立入試のほうが少なくなります。
そのため、公立入試では多くの情報量を処理する必要がある、文章の要約についての問題は出題しにくくなります。
対して、私立入試は1題の文章量が多いため、多くの情報を処理する要約に関する問題が中心になります。
加えて、各大問の時間配分も当然異なってきます。
これらのような違いがあるので、公立型の国語と私立型の国語は読むとき、解くときの意識が異なるのです。
公立型の国語は文脈に対して、とにかく素直に読み、解くこと。
私立型の国語は常に情報を整理しながら読み、解くこと。
しかし、この点に気づいても、なかなか簡単には切り替えられません。
どうしても、学習内容を公立型から私立型に、私立型から公立型に気に変えたときは、大なり小なり戸惑います。
では、戸惑った時にどうするか?
慣れは量に比例します。
つまり、過去問を重ねて解けばよいということです。
ちょうど、中3生は過去問をどんどん解く時期です。
今やっていることに間違いはありません。
自信をもって学習を進めてください。
最後まで応援しています!

(森山)