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先生としてできることを…

ismユーカリが丘校、教務の後藤です。コロナウィルスによる自粛がまだまだ続いており、生徒は映像配信による授業を受けております。
授業の映像配信は非常に手間がかかるのですが、これも生徒のため!と、私ではない先生方が映像授業の撮影をしています。どうせ、手間をかけて映像授業して配信するなら、ということで誉田進学塾内でも選りすぐりのエース級の先生方が、映像授業を行っているのです。早く普通に授業ができるようになってほしいところです…。

私のような、映像授業を行っていない先生は、生徒たちが映像授業をキチンと見て学習しているかをときに優しく見守り、ときに厳しく見張るという仕事をしていますが、ブログを通して、何か楽しいことを生徒に発信できないかと、考える先生方がいます。私も、その一人です。私は塾生限定のブログに、生物に関する文章を上げて生徒に読んでもらおうと思っています。「生物に関する文章」と言っても、そう堅いものではありません。生物が活動するための仕組みって非常に面白いんですよ。どういった文章を書いているのか、一例を見せようと思います。タイトルは「犬の息切れ」です。


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犬、ペットなどとして非常に人気の高い動物です。今回は「犬の息切れ」について話そうと思います。

犬は走ると、口を大きく開けてベロを出し、「ハッハッ」と息切れしたような声を出します。しかし、この犬の息切れ、人間の息切れとは意味が違います。人間の息切れは、「口から空気を出し入れして呼吸を多くし、運動で使った分の酸素を取り返す」という役割ですが、犬はなんと、口で呼吸することができません。というより、口で呼吸できる動物は人間だけと言われています。人間は二足歩行ができるようになることで、食道やのどなどの構造が変化し、口呼吸を獲得したそうです。人間以外の哺乳類は、呼吸を行う器官(鼻と気管)と食物が通る器官(口と食道)が分かれています。

では、なぜ犬は口を大きく開けてベロを出し、息切れをするのか?この答えは、「体温調節」です。運動をすると体温が上がりますが、この時人間を含む動物は体温を下げようとします。人間の場合は全身から汗を出すことで体温を下げます。夏場に運動をすると、人間はシャツがビショビショになるほど大量の汗をかくこともありますが、犬が毛をビショビショにするほど汗をかいているところって………見たことないのでは?

実は、犬は毛が生えているところは汗をかきません。汗を出す器官である汗腺がないのです(体温調節でない役割として汗をかくための汗腺はある)。犬が汗をかくのは「鼻」と「肉球」のみです。しかし、これではあまりにもかける汗の量が少ないです。そこで、犬は激しい運動の後は、口を開けて唾液を蒸発させて体温を下げようとするのです。

世の中には、調べてみると意外と「考えていたことと違う」ということがあります。一人で考えるだけでなく、みんなで考え勉強する。それが、誉田進学塾の集団授業………のはずだったのですが………コロナが収束したら、また生徒とともに授業を楽しく行っていきたいですね。
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このように、誉田進学塾では「勉強そのものの楽しさ」を伝えようと先生一人ひとりが働いています。誉田進学塾で楽しく勉強していきましょう。