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生活の中での学び

シリウス鎌取からお送りします。

春期講習真っ最中の5年生の社会は、テキストの内容に加えて入試問題の中から地理の範囲の問題を抜粋し、より実践的な内容に挑戦しています。

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当然入試問題ですから、まだ習っていない問題もあれば、「こんなの誰が答えられるの!?」というマニアックな内容も混じっています。当然正答率は低いけれど、世の中にはこんな難しい問題も存在する。その時自分はどう立ち向かうか、という手段を練習するために取り扱っています。

さて、今日の問題でこんな一幕がありました。
「月別の生産量グラフを見て、カーネーション・菊・チューリップがどのグラフなのかを答えなさい」という問題にみんなで挑戦。
この問題のポイントは、「それぞれの花がいつ必要で、盛んに生産されるのか」が分かるかということ。

チューリップは文句なしで春だということは皆わかっていました。ではカーネーションはいつ生産されるの??と聞くと、「先生、カーネーションってなんですか?」という素朴な疑問が。
周りに「えー知らないのー!?」と口撃されていましたが、こんな知識って、テキストでは勉強しませんよね。いわゆる「常識力」が試されている問題でした。

常識力というのは、例えば祝日はいつあるのか、市外局番は何番なのか、バスの運賃はどのように払うのか、などの生活の中で体験して学ぶような知識のことです。このような力を使って解く問題もあるということを、今回は練習しました。きっと素朴な疑問をした彼は母の日にカーネーションを送ることでしょう。

菊の生産が盛んな時期だって常識力勝負。菊は仏壇やお墓参りに供える時に必要とされるので、お盆(8月)、お彼岸(3,9月)、年末年始に多くなるのだと、グラフを見て判断することが求められます。

「こんな問題もあるんだ!」と経験することも勉強の一つ。ぜひ、いろいろなことに興味をもって、調べてみましょう。

(sirius鎌取 副教室長 中島)