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よろしくお願いします

こんにちは、河澄です。

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中学受験コースでは新年度がスタートしました。そこで本日は、自己紹介にかえて、私が担当する国語という科目に対する意気込みを書きます。

国語の説明文・論説文で一番出来が悪い問題の一つに、「意味段落分け」があります。
話題によって文章を分けるという問題で、大人がやれば一発なのですが、子供の視点だとなかなかできません。

今日、5年生の授業で扱った文章は予習シリーズ第2回の文章、あの「君たちはどう生きるか」でした。予習シリーズ5年上をお持ちの方は、第2回の問9をご覧ください。

「この文章を二つに分けるとすると、後半はどこからになりますか」という問題です。答えを当てるだけなら、あてずっぽうでも当たるかもしれないため、私は「前半と後半に分けたら、前半・後半にそれぞれタイトルをつけてみよう」と言いました。

いろいろな答えが出てきます。
・「後半は、天動説と地動説の話だと思います」
→前半でも天動説と地動説の話はしていたよ。後半で初めて登場する話題を考えよう。
・「後半は、大人と子供の考え方の話だと思います」
→最後の2つの段落は大人と子供の話かな?後半すべての段落に共通する話題を見つけよう……

結局、一回目で適切なタイトルをつけられた人はいませんでした(それでも、最後にはいいタイトルをつけてくれた人がいました!)。

なぜ難しいのか?その理由の一つは、この作業が複数のステップを含んでいることにあります。
大きく分けると、
①段落ごとに、その段落の要点を考える。一文ごとに、その文が具体例なのか、まとめなのかを考える。
②各段落の要点が、前後の段落の要点と共通するものなのか、異なるものなのかを考える。
という2段階です。

今日の5年生の授業の目標は、①のステップをできるようにすることであり、実際にこれはできるようになりましたが、発展的な②のステップでつまずいたということです。

ただし、この②のステップは高度です。この時期の6年生になっても、5年生の時よりも進歩しているものの、まだ完全にはできるようになっていません。

私見ですが、国語という科目は、究極的にはこの問題さえ解ければあとはどの問題でも解けると思っています。繰り返していくことで、このような頭の使い方をみなさんにできるようになってもらうことが、私の目標です。一緒に頑張りましょう!

(教務 河澄)

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