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先人の偉大さ

シリウス鎌取からお送りします。

9月、10月と千葉県を台風が立て続けに襲いました。特に9月の台風15号は千葉県内で大規模な停電となり、被害にあわれた方も多いかと思います。電気は戻りましたが、家の修繕等、日常へ戻るにはまだ時間がかかる方もいらっしゃいます。一刻も早い復旧をお祈りしています。

さて、10月に関東・東北を襲った台風19号は、雨を接近前から多く降らせ、多数の河川が氾濫、堤防が決壊し、被害が拡大しました。

そんな中、400年以上前に作られたある堤防が注目を浴びています。その堤防は山梨県(昔は甲斐国と呼ばれていました)を流れる川の周りに作られましたが、なんと、今回の台風19号の大雨でもこの堤防は健在だったと言われています。

この堤防は「信玄堤」といいます。戦国時代に甲斐国を治めていた武田信玄という戦国武将が、川の洪水を防ぐために作らせたと言われています。

今回の台風の被害をどれくらい軽減してくれたかはわかりませんが、400年以上も洪水から人々を守っている信玄堤は、まさに先人の知恵そのものだと言えるでしょう。

そして、奇しくも今回の授業の範囲で「信玄堤」の内容が!!テレビで取り上げられていたものを見た人もいて、「すごい!!」と感動していました。

昔の人の知恵を知ることも、社会の勉強の醍醐味だと思っています。今に生きている昔の知恵、周りにないでしょうか??

(シリウス鎌取 社会担当 中島)