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記述のキモは「ニュアンス」!?

難関私立中を目指す「sirius(シリウス)」コース。月曜日は5、6年生の国語と理科の授業があります。

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 国語では毎回、記述問題に取り組んでいます(ひとり一人の答案を先生が採点して返却します)が、今日の6年生の記述学習のテーマは「ニュアンス」。
 フランス語を語源とする英語なのですが、日本ではすでにカタカナ英語として定着していて、「少しニュアンスが異なる」とか「否定的なニュアンス」などと日常会話の中でもよく使われていますので、かえって日本語にしにくいですね。
 辞書には「色・音・感情などの微妙な違い・持ち味・その陰影。表現などについて感覚的に複雑で繊細な意味合い」と出ていましたが、なんだかわかりづらい…。
 で、授業では「ニュアンス」をそのまま使って、「○○のニュアンスをしっかり出す」ということを意識して書くことに取り組みました。例えば「ここの部分は『優しい父』のニュアンスになっていないと減点だよ」とか「直後の『そそのかす』につながるんだから『悪いこと』っていうニュアンスになるはずだよね」とか。
 塾の授業では「微妙~はっきり」までニュアンスの幅は広めですが、入試ではその「意味合い」が出ているかどうかがキモになることが多いので、実戦的で重要な技術として日々磨きをかけているのです。

 sirius鎌取 杉本