中3は週の始めから、入試最重要科目である英語と数学の授業です。
数学は、因数分解の最後の授業。
かなりの難問揃いでした。
今までの授業で、以下の因数分解の手順を習いました。
①共通因数
②公式
③置き換え
④部分的に
これで大体の問題は解けます。
どんな問題と出会っても、いつも決まった手順で解くこと。
ルーティン化するのです。
それがケアレスミスを防ぐコツ。
ですが今日解いた問題は、一筋縄ではいかない問題でした。
公式が使えない。
③までがダメだから④で解くのは分かるけど、どう分けるか分からない。
落とし穴を警戒するどころか、一歩も踏み出せない。
なんだこれ、どうすればいいんだ。
そういうときに大事なのが「とりあえずやってみる」です。
4つの項を、それっぽい2つずつのグループに分けて分解してみる。
もしダメそうなら、別のグループ分けで試す。
それを何回か試せばゴールに行けます。
数学は、「ひらめき」の学問です。
それを聞いてよく誤解されるのが、
「ひらめくまで考えよう」という考えです。
そうではない。
解き方が分からなければ、とりあえずやってみるのです。
手を動かす。
努力する。
いろいろやってみて、失敗してもめげずに粘るから、
最終的にひらめくのです。
エジソンは電球を開発するのに、たくさん失敗しました。
考えてひらめいたのではありません。
(始めに考えて予測し仮説をたてることは大事です)
いろんな材質のフィラメントを作って、
たくさん実験して失敗して、成功するまで粘ったから、
ひらめくことができたのです。
分からないときは手を動かして色々試してみる。
未知の問題に対し、思考・努力して自分なりの答えを導き出す。
これは高校入試、いやもっと先の大学入試や社会でも問われる力であり
だからこそそういう力を伸ばす授業を、誉田進学塾ではしています。
(ismおゆみ野 新倉)