金曜日は、中3の演習テストの日。
英語と数学と英単語を実施します。
みんな、真剣です。
この日に向けて準備してきた努力を発揮できるよう、
全力で問題を解いています。
そして夜、私は数学担当なのでみんなの数学の答案を見てみると…
結構よくできていました。
今回の数学のテスト範囲は、因数分解。全て計算問題です。
公式を使いこなし、積の形まで分解していく問題です。
公式はみんな正確に覚え、使いこなし、
最後まで解ききれているので解答スピードも申し分ないです。
だけど、それでも落ちる生徒はちらほらいました。
なぜか。
計算ミス、ではありません。
落とし穴にはまったのです。
作問者が仕掛けた落とし穴に、まんまとはまってしまったのです。
公式を使って「よし、できた!」と油断して答えに飛びつくと、
実は罠で、まだ続きがあるのです。
「ふぅ、うまく罠をかわしたぜ!」と思っても、
さらに罠があることもあるのです。
これは、中2までの計算問題ではなかった概念です。
これが中3の勉強、これが受験勉強です。
だからこそ、面白い分野なのです。
作問者の意図したとおりにまんまと間違えさせられた、と
分かったときの「あぁぁぁぁ・・・!」という悔しさ。
そして、落とし穴をひらりひらりとかわして
見事正解までたどりつけたときの快感。
これぞ、数学の醍醐味です。
偏差値を伸ばす。
志望校に合格する。
それも大事なことですが、
「できなかったことができるようになったときの爽快感」
「難問を解いて見事正解までたどりついたときの達成感」
という”勉強の面白さ”を生徒が体感できるように、
誉田進学塾では授業や演習を工夫しています。
(ismおゆみ野 新倉)