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日本語の意味

先日、siriusユーカリが丘では小学4年生、5年生のご家庭を対象に年に1度の保護者会が開かれました。
先生と通っていいただいているご家庭の保護者の方と、顔を合わせて話ができる貴重な時間でした。

やはり、会が終わって時間ができると普段の塾の様子について、話がしたくなるし、お父様、お母様も聞きたいはずです。
いろいろな話をしました。
そこで印象深かったのが日本語の意味の読み間違いについて。
お子様方は、大人では考えもしないようなところでつまづいて、問題が解けずに悩んでしまっているのです。

私がよく話すのは、算数の問題で起こったこと
『長さ1.5mの赤いテープと青いテープがあります…』
という書き出しの文章題を読んだ時にある生徒から
「先生、じゃあ、青いテープは何mなんですか?」
と聞かれました。
『長さ1.5mの』という言葉が『赤いテープ』にしかかかっていないという解釈です。つまり『長さ1.5mの赤いテープ』と『青いテープ』。青いテープが何mか分からないからずっと解けずに悩んでいたのです。

こんなことも聞いたことがあります。
『かごに5個のイチゴを入れました。さらに5個のイチゴを入れました。』この時点でかごに入っているイチゴは10個。
しかし、生徒からは…「先生、さらはどこに行ってしまったんですか?」と聞かれた先生、言葉が無かったと…。
「更に」と「皿に」の違いかあ…。

お子様方は読み間違えた問題を信じて一直線になってしまいます。
つまり、間違えていると思っていません。
もしこの先、お子様が勉強をしていて「意味が分からない…」と、悩んでいることがあったら…読み間違いを疑てみるとよいかもしれません…。

ちなみに私は小さい頃、「きよしこの夜」を『きよしこ』の『夜』と読んでいて、『きよしこ』ってなんだろう?と、ずっと悩んでいました…。

(教務 濵川)