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「わからないループ」からの脱出!

もうすぐ一月も終わりますね。
時間が経つのはあっという間!

塾ではいよいよ始まる新年度に向けて、着々と動いています。
学校よりも一足先にスタートする塾での新年度。
どんな一年になるのか、楽しみでもあります。

小学生は、PUTを終えたら残すところ授業はあと二回。
中学生も、定期試験があることを考えると、授業自体は少ないです。

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授業も、PUTも定期試験勉強も、ぜんぶぜんぶ大切なものです。
「まあいっか」と苦手な科目から逃げてしまったり、その時の気分で適当にしてしまっては、もったいないです。

すべては、未来の自分にのしかかってくるのです。

苦手な科目を今すぐ完璧にできるようになれというのではありません。
一足飛びに難しいところにチャレンジするのではありません。
そういう時こそ基本に立ち返る必要があります。

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苦手ということは、「わからない、難しい」部分があるということ。
そして、気づいたら「わからないループ」にはまってしまっています…。

例えば、三年生で関数に躓いていたとしましょう。
基本に立ち返る…ということで、一年生から振り返ってみてください。
一次関数、二次関数…と振り返った時に、自分のできないポイントが見つかります。

基本に戻ると言うことは、「自分ができなくなった地点を見つけ出す」ということ。
そこから、もう一度取り組んでみるのです。
そうすると、あのころは理解できなかったことが、今の自分には理解できる!
…なんて経験を味わえることがあります。

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苦手なものほど、なぜできないのかやきもきして、焦ってしまいがち。
あげくのはてには「自分にはできない…」と決めつけてしまいます。
これぞ、「わからないループ」のどん底状態!
ですが、そういう時こそ基本に戻ってやってみることで、着実に力を付けることができます。

逆に言えば、チャンスなのです!

一見遠回りに見えるかもしれません。
周りはどんどん先に進んでいるのに、自分だけ置いてきぼりになっているような感覚におちいるかもしれません。
ですが、「急がばまわれ!」です。
どんなに焦って、無理やりに物事を進めようとしても、うまくいきません。

焦った時こそ一度立ち止まって、じっくり観察してみてください。
「なぜ苦手になったのか?」その原因が分かると、前へ進むカギになります。

「わからないループ」に陥っている時ほど、この観察が大切です。
ループ中は、目に見えないことが多くあります。
でも、実際は大して問題は重くないことが多いです。
実はとてもシンプルで、そこさえできるようになれば、スムーズに次へ進めるようになります。

中1、2年生はそのチャンスにたくさん恵まれています。
小学生もそうです。
中3といった受験生になると、時間はいくらあっても足りない状態になります。

そうなる前に、できることをできる時に。
時間がある時にしっかりと。
そう思って、2017年度をしめくくっていってください。

(教務 風野)