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本番力を鍛えよう。

最近の授業では実際の試験と同じ形式(リスニング、現代文、古文、作文)の問題を時間をはかって解いています。
3年生には本番力を鍛えようとよく言っています。
本番力とは、文字通り本番で実力を発揮する力です。受験する高校に挑戦する充分な力を持っている生徒でも緊張してしまって普段通りの力が出せないということはよくあります。特に1教科目の国語で抽象的な文章だったりすると内容が全然頭に入ってこない。しかもそれを次の教科にも引きずってしまうと最悪です。今まで鍛え上げてきた学力を発揮するためには本番力が大事です。
5科目450点×本番力96%なら432点
5科目440点×本番力99%なら436点
普段の力はもちろん必要ですが、本番力しだいで結果は変わります。受験では1点の差が合否にかかわります。本番力を上げるためには、実際に入試を受けるのが一番です。しかし、もちろん入試を練習には使えません。
では、どう鍛えるか。それは、普段の問題を解くときに実際の入試と同じように解くことです。真剣に解くのはもちろんですが、解く時間帯や環境などをきちんと整えることが大事です。途中で休憩をはさんだり、音楽を聴きながらでは効果はありません。
きちんと時間を計って、時間配分も考えながら真剣に解く。それでも、本番では緊張します。しかし、ペースや分からない問題が出てきたときの作戦をあらかじめ立てておけば結果は変わります。
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最近の3年生を見ていると、問題を解いている時の真剣さが違うなと感じます。やはり、実際の入試を体験した後だと「本番だと思って」が本当にできるようになるんですね。
3年生は受験を通して成長します。残りの日数で学力はもちろん、本番力もまだまだ伸びます。最後の最後まで全力で駆け抜けましょう。

(教務 伊藤)