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楽しんでいこう!

私立前期入試が一段落つきました。この期間中、教務スタッフは生徒フォローは当たり前ですが、入試問題の解答作成にも追われます。

私たちは入試というものを、ただ単に通う学校が決まる試験ではなく、乗り越えて成長するための壁として考えています。入試を通して生徒自身が成長することが一番重要、それを支援するのが私たちの務めです。

入試全体においても、一つひとつの試験においても、それは変わりません。しっかり準備したつもりでも、失敗したり力を発揮できないことは当然あります。でも、そのこと自体を次への教訓として前へ進むしかありません。

受験生がそうできるよう、スピード最優先で解答を作成するわけです。入試当日は各教科で侃侃諤諤、議論が交わされます。翌日も入試だったりすると、睡眠時間はほとんど取れません。受験生以外の学年の授業もありますしね。

そんなわけで、教務全員が担当教科の入試問題を解くわけですが、私は自分の担当教科の数学以外も極力全部解くことにしています。塾生が受験する学校分ですので、毎年100個前後解くことになります。今年は業務の関係で難しいかもしれませんが、力の限り…。

生徒は5教科受験するわけです。専門的なことはともかく、彼らがどういう試験を受けるのか、それを知らずに入試を語ることはできません。…なんて偉そうにいいますが、「あれ、難しかったね~」と生徒と言い合うのが関の山です。

まぁ私の場合は、数学を解きまくる中で息抜きとして他教科を解いています。解答作成のプレッシャーがないので、結構楽しく解いています。各校がそれぞれに工夫を凝らしているのが分かりますし、普段、担当していないだけに新たな発見もあります。勉強って楽しいって今さらながらに感じることも。受検生もぜひ、そういう気持ちで入試問題に向かってくれれば…と思いますが、難しいですよね。でも、彼らがこの入試を後で振り返ったときに、そう感じてくれることを切に願います。
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【教務:森賀】