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ご家庭と塾と

まもなく、冬期講習ということで、私たちの塾では「電話相談」を行っています。
保護者の方へのお電話は日々行っているのですが、夏期講習と冬期講習の前は、特に時間をかけて全ご家庭に最近の状況をお伝えしております。
(もちろん、保護者の方が最近思うことも聞きます)

鎌取教室は生徒の人数が多いですから、おかけする電話の時間も長くなります。その分、いろいろ知ることができるので貴重な時間です。

その中で、こんな話が上がりました。
「うちの子、「塾やだな」と言うときがあるんです」と。

それを聞いたこちらは「なに!?」と思います。

そうしたら、おうちの方はこう続けました。
「「限界なら、別に構わないよ」と声をかけたんですね。そうしたら「いや、そうじゃないんだって」っていうんです」と。

もう少し、話を聞くと、

「うちの子は、「お母さんだって、仕事行くのが嫌になるときがあるでしょ。それと一緒だって」っていうんですよ。確かに私も週明けは憂鬱になるときがありますからね。」

なるほど、なるほど。

「言葉を真に受けるのではなく、その裏にある思いに気づかないといけませんね」

とお話ししてくれました。

その子は中学2年生です。年頃ですね。
いろいろ考えてくるころですから、おうちの方が戸惑うこともあります。
ただ、それも成長。時にそれに驚かされて我が子のいろんな一面を知っていくのでしょう。
そうやって時間を共にできることはうらやましいですね。

塾での様子もお伝えすることで、ご家庭の関係はさらに良くなっていくこともあるんですよ。

第三者的立場が塾ですが、その存在もいいのかもしれません。

お電話だと普段、塾で気づけないことを知ることができることが多いので、こちらの生徒指導にも生かされています。

塾とご家庭で生徒を支える。

私たちが大事にしているものです。

まだまだ電話相談は続きます。これからも頑張ります。

(内田)