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本当の勉強

土気教室の木曜日は中1の授業と中3自習室だけ、と一週間の中でも比較的静かな日です。(金曜日がとてつもなく激しいので嵐の前の静けさとも言えますが…)

ちょっと中3自習室を覗いてみました。
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夕方からきてもうすでに帰った生徒もいるので人数は少なめですが、黙々とやっています。
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おや、前のホワイトボードに貼っているのは…?
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模試の成績速報でした。これは気合も入るはずだね。

模試というと点数や偏差値だけ気にして一喜一憂しがちです。
もちろん、結果は大事。
夏期講習がんばった成果が出たひとはおめでとう。
でもね、結果が今一つだった人も実はおめでとう、なんです。

模試というのはいわば鏡といっしょ。朝起きたら鏡みるでしょ。
そこで寝グセがあったら…?もちろん1日ブルーということはないでしょう。すぐ直して学校いくよね。それでいいんです。
真剣に準備して、それでも点数が取れなかった、ということは自分が気づいていなかった弱点があるから。それがハッキリしたんだからすぐ直すだけ。

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これで完璧だ、と思ってもテストしてみるとそうはならない。結局、入試までに本当に完璧、の状態にはならないかもしれない。でもね、入試開始まであと125日。たとえ1日に1つでも解決できればどれだけ伸びるんだろうね。もちろん、1日に3つ4つでもいいんだよ。ワクワクするよね。そのためにやるものが、ホラ、テストを受けた直後なら目の前にあるじゃないか。

所詮、入試はただの通過点。現在の自分を理想の自分に一つずつ近づける、それが勉強です。

高校受験という一生に一度しかない機会を通じて、本当の勉強を身に着けてほしい。もちろん合格という結果を手に入れてくれれば塾としても言うことはありません。だけど、たとえ合格できなかったとしても、一生という長い視点で見れば、その経験がかけがえのない財産になるかもしれない。

だから、今は結果を恐れず、全力で駆け抜けてほしい、私たちは受験生にそう期待しています。

【教務 森賀】