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いろいろチャレンジ

今日はシリウス5年(中学受験コース)の理科の授業でした。
問題演習が多い中、9月以降に新しく習う単元の導入授業もあります。その中で今日、生徒に新発見をしてもらおうと電気の実験を見せてあげました。電流と磁界の関係で、電流が流れるとその周りに新たな磁場が発生し、方位磁針の向きが変わるというものです。
実際に触れたのをみて「お~」という反応が多く、やっぱり「百聞は一見に如かず」ですね。
そしてついでに見せてあげたのが、乾電池のつなぎかたによる豆電球の明るさです。
普通、乾電池を直列につないでいくとどんどん明るくなっていきます。部屋を暗くして見せてあげたのですが、だんだん明るくなっていく様子にまたまた感動の反応。ただし、3個まで。「4個目は?」と生徒から返ってくるが、4個だと・・・・。フィラメントが切れちゃうんだよね。知っている生徒も何人かいました。こういう体験を自分でするのも価値があるんですよね。
「ところで、乾電池3個を直列につなぐのだけれども、1個だけ向きを変えるとどうかな?」と生徒に聞いてみました。

ファイル 2272-1.jpg

選択肢
①つく
②つかない
③とんでもないことが起こる

生徒のほとんどは②。しかしワクワクしたいせいか③を選ぶ生徒も。
では実験。すると、つくんですよね~。またまた「お~」。
ただ明るさは乾電池1個のときと同じぐらいで、知っている生徒もいたようです。2対1で1個分というわけです。

ファイル 2272-2.jpg

このことは中学入試にも出たことがあります。原理を知らない受験生にはきびしい問題だったといえます。
ただこのつなぎ方は良くありません。乾電池を痛めたり、場合によっては液漏れがおこることもあります。好奇心でいろいろチャレンジするすることは重要ですが、危険が伴うので十分確認してから実験を行う必要があります。

教務 三橋