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授業の中で、少しでも!!

今日の中2数学では、前回までの授業で扱った一次関数の問題を厳選して作ったテストを実施しました。

一次関数は、中2数学の単元では指折りの難易度を誇る内容です。普段の授業ではなく、夏期講習というまとまった時間で行っているのは、じっくり考える、ということをしてほしいからです。

時間は普段の数学演習とほぼ同じの45分で実施。「問題用紙だとスペースが狭くて計算できないので、ノートを使っていいですか??」という要望に少し感心しながら、生徒の様子を見ていました。

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みんなとても集中しています。45分という時間は多いように見えますが、実際やってみると「ぎりぎり間に合った…!」と思うくらいの時間。手順を踏む計算も多いので、すらすらいけるような計算ではないのです。 そのため、生徒の手も時間いっぱいまでずっと動いていました。

難易度としてはかなり難しめだったので、目標点少し低めの6割に接待したのですが、なんと9割近く得点した人が!!他にも8割、7割…としっかりと勉強の成果を発揮できた人が多くいました。

一方で、手も足も出なかった…という人もいました。「変域って何だっけ…?」「直線の式ってどう出すんだっけ…?」というところでストップしてしまっていました。

夏期講習中の宿題は夏期講習が終わるまでにしっかりできるように、と伝えているので、まだ宿題が全て終わっていない人もいます。内容を現時点で完璧にする、ということは難しいです。
また、中2のこの時期は部活の代替わりの時期。部活の主役になるので、相当忙しくなります。

それらの理由は、本当によくわかります。私も中2の夏は相当忙しかったです。

ただ、だからこそ授業はしっかり聞いておこうと思っていました。
この授業も「授業が終わるまであと○分…」という気持ちで時計を見ながら過ごしていては、何も得るものがありません。
授業内容が10ある中で、3でも4でも吸収できれば、大きな成果です。

テストの終わりに、今日のテストの点数を「今の理解度パーセント」だと思うように話しました。
このパーセントを演習の時にぐんとあげられるように、今日からの勉強はきっと意識が変わるはずです。

(教務 中島)