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世界は今!

本日はismちはら台での中2授業です。
科目は社会。
前期中は地理を中心に学んできましたので、久しぶりの歴史です。
しかも、中1の冬ぶりの世界史です!
範囲は十字軍遠征~市民革命。
ヨーロッパの近代化がテーマとなります。

近代史からいよいよ日本史と世界史が密接にかかわるようになっていきます。
例えば、イギリスのピューリタン革命と名誉革命。
どちらも市民たちが自らの権利を獲得するために起こした革命です。
このイギリスで起こった革命を皮切りに、ヨーロッパで近代化が始まります。
そして、イギリスの支配を受けていたアメリカでも、その支配から抜け出そうと独立戦争を起こします。
この独立戦争が日本の明治維新に関わります。

ペリーの来航をきっかけに日本は開国し、外国との外交を始めていきます。
日米和親条約、日米修好通商条約から始まりますので、当然日本が開国して、最も濃密な付き合いになるのはアメリカになるはずです。
しかし、実際にはそうではありませんでした。
その理由が南北戦争です。
アメリカとしては日本と貿易をしたい。
そのためにペリーやハリスを派遣した。
だが、南北戦争を始めたことでほかのことに構っていられなくなってしまった。
だから、明治初期の日本とアメリカは深い外交関係にはなりませんでした。

このように、世界はすべてつながっているのです。
世界史は世界史としてだけ学ぶのではなく、日本史とどう関係しているのか。
日本でどのような状況の時、世界ではどうなっているのか。
日本だけの視点ではなく、世界という広い視点も世界史を学ぶことで身に付けていってもらいたいと思います。

(教務 森山)