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できるまで

いよいよ春期講習スタートです。
塾では3月から新学年がスタートしていますが、学校でも旧学年が終了し、名実ともに受験学年となる日も間近です。

ism大網の春期一発目の授業は数学です。
最初はウォーミングアップとして展開公式の練習です。
まぁ予想通りですが、サッと解ける生徒と時間がかかる生徒の差はかなりありました。
宿題やってきた人~?と聞くとかなりの相関関係が見えてきます。
でも、中には宿題やってきたのにできなかったという生徒も。宿題が形だけのものになっていないかな?宿題は何のためにやるのか、それはもちろん、「できるようになる」ためです。だとすれば、「できる」ようになっていなければ完了したとは言えません。

実際にはそこまでチェックできるわけではありませんが、そのぐらいの心意気でやってほしいと思います。正直に言えば、私はどんなに素晴らしい宿題ノートを見ても、「へ~っ」ぐらいにしか心動かされません。そのことによって「できる」ようになった生徒の笑顔にはかなり涙腺が緩みますけどね。

「できない」ことを恐れないでください。もともと「できない」が当たり前なのです。そこから出発して「できる」ようになることこそが勉強です。私たち教務スタッフはみな、「できる」ようになることがどれだけ誇らしくて嬉しいことなのかを知っています。だからこそ、後の世代である生徒たちにそれを体験してほしい。

春期前にAさんが、「宿題がんばってやったら演習の問題ほとんどできました!」と嬉しそうに報告してくれました。ぜひまた、そして他の人からも聞きたいものです。
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【森賀】