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塾ができること

今週から新年度が始まり、どの教室も、どのスタッフも気合が入っています。
わたくしも、気合の入った一人でございます。

外部ブログだからこそ、外部の方に知っていただきたいことを書きますね。

Q 塾に来るだけで伸びるか
A それだけでは分からない

ほかの習い事と違って、学問を教える塾は「行けば何とかなる」ということはありません。
その環境になって、本人が、どう感じ、どういう行動をしたかで塾の効果は表れてきます。

とすると、塾の役目は、「生徒に正しく学問の道を歩むためのベクトルをつくる」ということなのでしょう。

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中3生に、いろいろな話をしました。
一番伝えたかったのは、「ストイックでありなさい」ということです。

相手が一日一時間勉強するなら、自分は三時間。
相手が90点とるなら、自分は100点。
相手が眠るなら、自分は寝ないでやる。

そのくらい思えるか。
そのくらい強い思いでやったか。

自習をして問題を解いているとき、「この問題ができないと不合格になる」というくらいの危機感を持って学習に臨んでいたか。
単なる丸付けで終わっていなかったか。

正論を持っていくとこうなります。
自分より上の生徒と入試で戦う以上は、自分を磨いておくことが必要なのです。
その磨き方を教えるのが塾、と思っています。

「~しちゃった」という子がいます。
スマホに夢中になっちゃった、ゲームばかりやっちゃった…

「~しちゃった」ではないのです。
「そういう決断をした」のです。

スマホに夢中になる決断をした、ゲームをする決断をした。
それを正当化するために「~しちゃった」という言葉を使うのです。
では、誰かが命じたのか。
誰かに操作されているのか。

違いますよね。結局、すべては自分が原点です。
自分を見つめなおし、自分を磨こうとするエンジンを与えてあげられるか。

勉強以外にも、伝えてあげるべきことがあります。
時に厳しく咎めつつも伝えてあげなければいけない時があります。

それが塾であり、それが教育とも思えます。
それがあれば、伸びると私は信じています。

明日は、入塾試験の日。
たくさんの方と縁を得たいと思っています。

(内田)