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ずっと応援しています

いよいよ卒業の日。
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入塾してから卒業に至るまで、様々なことがあった。笑ったことも、泣いたこともある。希望を持ったことも、不安に感じたことも、挫折を味わったこともある。彼らは、これまでに3年間、1000日の道を歩んできたのだ。その1000日間の成果が、入試当日、たった4時間ほどの試験によって決まってしまう。入試当日は、彼らの一生を左右する特別な日であることはまちがいない。でも、ここに至るまで、ひとり一人にさまざまな山や谷があったわけだから、決して、その特別な1日だけで結果が決まっているのではない。

だからこそ思う。
結果よりも過程が大事だと。

もちろん結果は重要で、追い求めるべきものだ。塾である以上、結果によって評価されるのもいたしかたないと思うし、誇れる結果を残し続けているつもりでもいる。でも、それでも、結果よりも過程だ。結果を見て、良かっただの悪かっただのと言われることもしばしばだが、入試はひとり一人だ。実際に入試に臨んでいる受験生とその保護者の方は、最後に出てきた全体の数字だけを見てどうのこうのと言うことには大した意味がないと感じているだろう。全体の結果はあくまでも全体で、その前に、一人ひとりの結果がある。そして一人ひとりの結果もまた、あくまでも結果に過ぎず、そこに至るまでには様々な過程があった。だから、結果よりも、どうやってその結果にたどり着いたのかの方が、はるかに大切で意味のあることなのだと思う。きれいごとみたいだが、何年入試を経験しても、やっぱりそう思う。

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彼らが手に入れたもの、手に入れて欲しいと常々願っていることがある。
(自分自身で手に入れたと感じることは難しく、あとで振り返ってそうだと感じるのだろうが)

1つは学ぶ楽しさの体験だ。知らないことを知る、出来なかったことが出来るようになる、ひらめく、悩む、議論する、友達と競い合う。そんな学ぶ楽しさの体験が、きっと次のステージでさらなる成長を遂げる原動力になるだろう。

そしてもう1つは、自分自身でチャレンジする経験だ。自分自身が主役となってチャレンジすることでさまざまなものを体得したはずだ。それがあれば、この先、新たなステージで出会うだろうさまざまな困難に対しても、常に自分自身が主役として自分の力で乗り越えようとチャレンジしていくにちがいない。3年間の経験が、きっと、自らの力で未来を切り拓く原動力になると信じている。
これまでの1000日間も、これからの未来も、その主役は彼ら自身だ。
 
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結果を決めるのは、入試に至るまでの努力の道のりと、合格したいという決意と、そしてほんの少しの運。
最後の1日で決まる次の道は、きっとそれが運命だ。
第一志望校ならば、そこで次のステップに進めという運命。
願いがかなわなかったのならば、そこでまた努力してチャレンジせよという運命。
出てきた結果が、ひとり一人の成長につながる最善の道なのだと信じている。
最善の道に進むために、 合否が出たのだと思っている。
 
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今日までこうしてみんなと一緒に努力してこれたことに感謝。
いつまでもずっと、応援しています。
楽しいパーティーだったね♪ 卒業おめでとう!
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中学受験事業部長 福田