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大人であることとは

外部の方向けのこのブログを書くとき、意識していることがあります。

「なんでもいいので、このブログを読んでお子さまに対して何かしら考えてほしい」

ということです。

私の所属は鎌取教室というところです。
鎌取教室ブログというのが塾生の方々向けにありまして、そこでもいろいろ書いています。

(塾生になっていただくと、各教室のブログが見られるのです)

今日、そこにある有名企業社員の自殺について書きました。
(ニュースになっているあれです)

どうでしょう?
あのような出来事が世間の中心話題になると、子どもたちの未来は…と不安になりますよね。

がんばって、がんばって、がんばって。
がんばったその先は輝かしいものではなく、暗黒であった。
なんのためのがんばりだったのか。なんのための人生だったのか。
真面目すぎが裏目に出ることもあるようです。
http://withnews.jp/article/f0161027002qq000000000000000W00o10101qq000014213A
↑ネットで話題になっているマンガです。
(下まで行くと、一通りのコマを見ることができます)

こういう社会が日本のどこかにあるということは事実なんです。
いいか悪いか。それはおわかりでしょう。

でも、急に日本のすべてを変えることはできない。
だからどうすればいいか。

「今生きている大人が、楽しく生きないようではしょうがない」

に尽きます。

このような生き方を子どもが見るからこそ、「大人になることへの前向きな気持ち」が湧くのでは、と思うのです。

マイナスな出来事が当たり前で、マイナスな社会をうまく生きていくための術を手に入れるためだけの人生。
なにが面白いのでしょうか。

何かに怯えて、触らぬ神に祟りなしという生き方。

それがこれからの子どもたちの未来である。

そんな風に言われたら、皆さまはどのように考えますか?

「決めつけるな!」
「ふざけるな!」

声を荒げて、現状の社会に歯向かいますか? それもまた一つでしょう。

そういう意識をもって、日々を全力で楽しんでいる大人がいれば、少なくとも子どもたちは前を向いて生きていくはずです。
私はそう、信じています。

もう一つ重要なのは、「自分の意見をはっきりと持つこと」です。
意見しに行く相手がたとえ自分より上の立場だとしても、自分の思うことは言う。
簡単に見えて、意外と難しいものです。

自分の意見を持つためには、普段のご家庭で意見を交わすような場をつくることが欠かせません。
下手でも、支離滅裂でもまずは子どもの考えを聞き、それをもとにして話を進めれば、自ずと意見を持つ大人になりますよ。

まとめると、
①大人が全力で楽しんで生きる
②話をする場を常につくっておく

これがあることで「大人になるっておもしろそう」となります。
たとえ、周りが何を言おうとも、「わたしはわたし」となります。

それが教育なのではないでしょうか。
それがあって勉強なのではないでしょうか。

私はそう思います。

みなさまはいかがお考えでしょうか?

何かしらの思考のお役に立てればと思います。

(内田)