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倦まず、弛まず、確実に。

本日の鎌取教室では中2の追試が行われていました。
中2追試といえば、英語と数学。
この時期に躓くのは数学。
数学の中でも関数と証明です。

中2で扱う一次関数は中3で扱う二次関数の下地となります。
そして、関数はほぼ必ずと言っていいほど入試で出題されます。
入試の頻出というべき関数は慣れるまでが大変です。
基本的には公式に当てはめての計算が基本ですが、グラフから必要な情報を読み取って、最適な公式に当てはめる判断力が問われ(ると思い)ます。
そのため、慣れるまで何度でもチャレンジする、解けなかった問題も解説を読みながら解き方を確認して、自力で解ききる、ということが重要だと思います。

そして、証明です。
証明は数学ではありません。
国語です(と、私は思います)。
証明は「型」に沿って、「正しい文章」で「過不足なく」記述するものです。
私自身は数学の授業を担当したことはありませんが、追試で証明を教えることや採点することはあります。
その時の様子を思い出すと、多くの生徒は「正しい文章」で「過不足なく」書くことに躓いて減点を重ねている印象です。
よく、数学の先生が「証明は幼稚園生にもわかるように丁寧に書くんだ」と言います。
しかし、言葉を端折ってしまったり、接続語が適切でなかったりするのが生徒の答案です。
ですので、証明は国語の記述のように、「何を問われているか(どの解答の型を使うべきか)」を明確にしてから記述し、書き終わったら「正しく、過不足なく書けているか」見直しをする必要があります。
実際、数学が苦手で普段は演習不合格が続いている文系女子が証明の回になると合格するということがあります。
証明のポイントは「根気」と「丁寧さ」です。

関数や証明と単元に関わらず、何かを習得するのはある程度の大変さがあります。
しかし、苦労したものほど、そのことに触れる機会が多いということですから、自分の身に残りやすいとも言えます。
そういう意味では追試は決して悪いものではありません。
(もちろん、追試にならないようにまずは自力で頑張ることは非常に大切なことですが)
追試はどうしても一人では解決できない問題を質問して解決するよい機会にもなります。
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追試にならないように頑張り、追試になったら、早く帰れるように頑張る。
それでOKです。
そうやって頑張っていけば、
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望みの結果が得られるはずです!

倦まず、弛まず、確実に、積み重ねていきましょう。


(教務 森山)