わたくしは以前、このブログでこんなことを書きました。
http://www.jasmec.co.jp/cgi-bin/diaryopen/diaryopen01/diary.cgi?no=1899
中学生(特に中2)を見ていると、あのブログを書いたにも関わらずイライラするときもあります(お恥ずかしい話です)。
こちらの言うことをその通りに聞いて行動する、なんてお子様はあまりいないのではないでしょうか?
言うことを聞かず、
口を開いても無気力な「別に…」、
やることがあるにもかかわらずダラダラしている、
それを注意すると怒る。
こんなこと、あったかもしれません。
辟易したときもあるかもしれません。
じゃあどうすればいいか?
そんな簡単に答えは出ません。子どもとはいえ、人と関わっているので教育書のようなマニュアル通りにいくことはありません。時間がかかるんです。
けれど、それをやるしかないのです。
それが人、特に「子ども」と関わる必要なことなのです。
簡単な方法はない。けれど、その選択をしなければ良くはならない。
勉強と似ています。
「学問に王道なし」「王道を往く」
この2つは、私たちの塾が目指している精神です。
簡単な道ではない。しかし、それでもその道を行く。
覚悟のこもった精神です。全スタッフがそれを目指して生徒と関わっています。
響いているのかいないのか。
不安になるときは私たちにもあります。それでもやり続けています。
なぜか?
子どもたちも返してくれるからなんです。
言葉であったり、行動であったり、その時々で違いますが。
10回働きかけて1回くらいしかないときもあります。
しかし、その1回がかつてと見違えるほどの成長を見せてくれる時があるので、それを励みにやっているんです。
もちろん、すごい変化を見せないときもあります。
微々たる時もあります。それでも、うれしいじゃないですか。
あれこれ言ったことが浸透しているとわかったら。
それで疲れがなくなる感覚があるんです。
ここに勤めてしばらく経ちますが、何度もそういう経験がありました。
大学生時代、子どもと関わる仕事をしている方に話を伺うと、
「だから、この仕事はやめられないんだよね」
とおっしゃっていました。今だからこそよくわかります。
勤め始めの若いころは何もかもが新鮮で、自分の働きかけが子どもに1%でも届いているとうれしいと思っていました。感動した時もあります。
それが年数を重ねると、成績の上昇や学習習慣の確立、志望校、受験戦略など、「やらないといけないもの」に変化してきて、わずかなきっかけからの感動が起きず、感動も薄まっていくところがありました。
そういうときに、こちらが驚くような成長を見せてくれるんです。
不思議です。子どもたちは私の心を読んでいるのでしょうか??
私は子育てをしたことはありません。
私以上にずっとお子様と関わってきたからこそ、感動もイライラもたくさんあると思います。
でも、粘り強く働きかければ、必ず子どもは返してくれます。
そっけない対応でも、響いていることは確かですから。
これから夏を迎えます。塾生たちは夏期講習という忙しい期間に入ります。
7月は入塾試験があります。
もし、多少なりとも誉田進学塾に興味を持っていただけたなら、入塾試験にお越しいただければと思います。
塾のこと、いろいろお伝えいたします。
(内田)