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本日適性検査日和。

本日は「県立千葉中適性検査シミュレーションテプレスト TOP-Spre」及び「公中検模試」、「県立千葉中受検研究会」を開催いたしました。

「TOP-Spre」も「公中検模試」も両方とも適性検査型の模試です。
ご興味がおありの場合、適性検査とはどのような試験かイメージがあるかと思います。
適性検査と学力試験の違いを簡単に一言でいうなら、「表現」です。

適性検査であっても、学力試験であっても、普段の取り組みの様子が結果として出てくることは変わりありません。
しかし、その「出され方」と「出し方」が変わってきます。

「出され方」とは、問題の出題形式です。
同じテーマであっても、その問題は適性検査と学力試験では大きく印象が異なります。
例えば…、
適性検査 
(日本国内の工業生産額の推移と日本の工業製品の輸出入額の推移)をもとにして、「日本の工業の問題点を書きなさい」
学力試験
「産業の空洞化とは何か説明しなさい」
となります。
両方とも日本の工業の問題点を問うていることは変わりませんが、その出題の印象は異なります。

「出し方」とは解答の形式です。
適性検査は「自分の考え、考察したことを相手にわかるように説明する。論じる」というもの。
学力試験は「これまで蓄積してきた知識をもとに、考え、解答を導きだす」というもの。
どちらの試験でも深い理解と思考が必要ではありますが、その解凍形式は異なります。
適性検査のほうが長文での解答になります。

このように、適性検査と学力試験は同じく本質的な理解や深い思考力を求めてはいますが、その表現は異なります。
日頃続けている学力試験(高校受験)向けの学習も大切ですが、適性検査の受検をお考えなら、適性検査向けの学習も同じくらい大切です。
どちらか片方だけでなく、両方を並行して行うことにより合格という結果につながりやすくなります。
日頃の勉強と適性検査の勉強とを並行してやることは、どうしても負担が以前よりは大きくなってしまいます。
しかし、だからどちらかをやめる、とするのではなく、どうしたら両方をできるだろう?と考え、時間のやりくりや計画性などを身に着けていってもらいたいと思います。

受験は合否だけが得るものではありません。
前途ある若者であるからこそ、結果だけでなく、経過からも得るものがたくさんあります。
結果だけを追うのではなく、頑張っているその経過こそをお父様、お母さまには目を向けていただきたいと思います。

(教務 森山)

※TOP-Sは9月、10月にも行います。9月10月のTOP-Sは外部生にも開放する模試ですので、より大規模に、より刺激的に受検が可能です。
※公中検は9月、11月にも行います。9月11月の公中検は外部会場での実施です。日頃は塾内実施ですが、外部会場に足を運ぶことによって、緊張感を持った受検が可能です。
ぜひ、ご検討ください。