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避難訓練

4/14・4/16に熊本県で最大震度7を観測する大規模な地震がありました。関東地方では全く揺れを感じませんでしたが、テレビや新聞を見ると、熊本を中心に甚大な被害をもたらした地震だったということがわかります。
皆さんの親類・知り合いで被害に遭った方はいらっしゃいましたでしょうか?復旧のめどが立たない今、私たちには被災地を想うことしかできませんが、一日も早く元の生活に戻れるよう、お祈りしています。

そもそも、熊本で大規模な地震が起きるということは地震研究家の間でも予期していないことでした。
九州で最後に起こった大規模な地震は、2005年の福岡県西方沖地震です。玄界灘近辺に被害が出ましたが、熊本・大分周辺ではそこまで揺れませんでした。
政府が発表している、「今後30年に震度6強以上の地震が起こる可能性がある地区」を見てみると、
横浜市が78%、千葉市が73%に対し、熊本はなんと8%でした。「どうせ起きないだろう」と見過ごされるような確率です。しかし、今回予想外の活断層がずれ出し、何日にもわたって強い地震が起こったのです。

8%の確率が当たってしまったのですから、73%の確率はもっと現実的に見るべきだと思います。近い将来、ほぼ確実に大地震がくるでしょう。それは明日かもしれないし、10年後かもしれません。いつ来るかわからない大地震に備え、(ちはら台教室でも行っていますが、)土気教室でも誉田進学塾では地震を想定した避難訓練を実施しました。

避難訓練といっても、みんなでぞろぞろと避難場所へ避難…というわけではありません。授業時に地震が起こったとき、私たちの役目は「安全を確保し、生徒を誘導する」こと。スタッフがこの教室にいた時、役割はどうなるか、というシュミレーションを盤上で行ってみました。

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マグネットを先生・生徒に見立てて動きを確認していきます。
来るであろう大地震に向け、私たちが今できることは「備え」です。しっかりと準備をしています。

(教務 中島)