授業の最初にホワイトボードに「今日のテーマは○○○○」と書きました。
小4くらいの算数なら、解き方を丸暗記すれば解けてしまいますが、解ければ良いということではありません。
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授業の単元は和差算。
例えば、
猫と犬の数の合計が10匹、犬のほうが2匹多いとき、犬は何匹いるでしょうか?
と言う問題。
解説の『式』の部分だけ見ると、(10 + 2)÷2 = 6 答え 6匹
とこれをマネすれば解けるのです。
実際に放っておくと、「よくわからない~??」と焦ってしまう子は、式だけ書いて解こうとする様子が頻繁に見られます。
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この問題が解けるかどうかは、はっきり言って気にしてません。
エッセンスを取り出すと…
・文章から必要な情報を取り出して、線分図を描く
・線分を見比べて、色々な部分の長さや差を見つける
・図を使って、考える …などです。
どうしても、その場の問題ができるかどうかやテストで点が取れるかどうか…と言う点が気になってしまうかもしれませんが、しっかり分かっているかどうか、という視点で見てほしいと思います。
小学生のうち、ケアレスミスはあまり気にしてもしょうがないですよ。
ということで、生徒たちに、問題が解けるかどうかという頭になってほしくなかったので、
「今日のテーマは"図を描く"」
と最初に宣言したのでした。
(ユーカリが丘 副教室長 島村)